LINEとヤフーは6月14日、検索事業における連携を強化し、コミュニケーションアプリ「LINE」アプリ内で利用できるWeb検索機能を「Yahoo!検索」に切り替えると発表した。
LINEは2018年2月に「ニュースタブ」内で検索機能の提供を開始し、2019年6月に「LINE Search」としてリニューアルし機能を強化した。同社は過去に「NAVER検索」というサービスを国内展開していたが2013年に撤退した歴史があり、LINE Searchの立ち上げは検索事業への再参入として注目を集めた。
今回のYahoo!検索への切り替えは、LINE Searchの終了を意味する決定ではない。LINE SearchにはLINE公式アカウントやスタンプ、オープンチャットなどLINE内のコンテンツを検索する役割もあり、Web検索の機能のみをYahoo!検索に置き換える。10月の合併に向け、両社で重複している事業領域を整理する動きの一環とみられる。