学情は6月12日、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした「社会課題の解決」に関する調査結果を発表した。調査期間は5月15日~30日、調査対象は「あさがくナビ2025」サイト来訪者、有効回答は551人。
まず、仕事選びにおいて、社会課題の解決に貢献できるかを意識するか尋ねたところ、「意識する」と答えた割合は26.7%で、「どちらかと言えば意識する」(45.0%)を合わせると、7割以上が「仕事選びにおいて、社会課題の解決に貢献できるか」を意識していることが判明。回答者からは「社会に貢献していると、実感できる仕事をしたい」「社会や他者の役に立つことが、やりがいにもつながると思う」などの声が寄せられた。
次に、自身が仕事を通して解決したい課題を聞くと、「身近な課題」(16.0%)と「どちらかと言えば身近な課題」(42.6%)の合計は58.6%。他方、「地球規模の課題」(9.6%)と「どちらかと言えば地球規模の課題」(14.0%)の合計は23.6%と、「身近な課題」が「地球規模の課題」の2.4倍に上った。
学生からは「まずは周りの人を大切にし、その輪を広げていきたい」「目の前の課題の積み重ねが、国や地球規模の課題にもつながっていると思う」といった意見が挙げられた。