ライスカレーは6月12日、「2023年上半期インスタ流行語大賞」を発表した。調査は5月25日〜29日、同社運営の流行先取りメディア「petrel」の公式Instagramのフォロワー22万8,891名(うち女性91.1%)の投稿数などを基に独自に選定したもの。
2023年上半期インスタ流行語大賞
その年に話題・流行となったモノやコト、人物を表彰する「インスタ流行語大賞」。2023年上半期、第1位に選ばれたのは「蛙化現象」だった。これまで好きだった男性が振り向いてくれたにもかかわらず、相手のことを気持ち悪いと感じてしまう現象のことで、若者の間では、"好きな人や気になっている人の些細な行動で突然気持ちが冷めてしまう現象"という意味で使われている。
続く2位は、グローバルボーイズグループデビュープロジェクト「BOYS PLANET」に出演した日本出身練習生「拓斗(たくと)」が自己PRで披露したラップ「トヨナガタクト!トヨナガタクト!」がランクイン。「#トヨナガタクト」のTikTok視聴数は5億6千万回超えを記録。
3位は「ちいかわ」。かわいらしい外見と愛らしい性格が特徴のキャラクターたちが繰り広げる楽しくてちょっぴり切ない物語が、若者の間でブームに。
4位は、トヨナガタクトブームを生んだ「BOYS PLANET」の略称「ボイプラ」。5位は、TikTokのコーデ紹介動画を中心に流行した“かわいい”を意味する「かわちい」。6位には、“尊い”という意味のインターネットスラング「てぇてぇ」がランクイン。
続く7位は、とあるTikTokの音源を使って投稿すると願いが叶うという噂から投稿が急増した「いいことが起きる音源」。8位は「BeReal(ビーリアル)」で、ありのままの日常をシェアする映えないSNSとして流行しているアプリのこと。
9位には、性格診断テストの「MBTI(エムビーティーアイ)」がランクイン。16タイプに分けられる性格別の特徴の正確性が話題で、会話が盛り上がることが多いのだそう。そして、10位には、Google PixelのCMに出てくるお笑いタレント「フワちゃん」のセリフ「消しゴムマジックで消してやるのさ」がランクイン。記憶から消したい出来事が起きたときなどに役に立つとのことだった。
部門別インスタ流行語大賞
次に、petrel公式Instagramアカウントの中から、流行に敏感な10代~20代女性を中心としたフォロワーに対し、ストーリーズ機能を活用したアンケート調査を実施。ユーザーのリアルな意見を集計し、「部門別インスタ流行語大賞」を決定。
「芸能人部門」「YouTuber・TikToker部門」「アーティスト・アイドル部門」「流行語部門」「もの・こと部門」の 5部門にてそれぞれの大賞が発表された。
【芸能人部門】では、ジャニーズ事務所所属のアイドル「目黒蓮」が1位に。「Snow Man」のメンバーで、俳優やモデルとしても活躍中。続く2位には、5月22日をもってジャニーズの人気グループ「King & Prince」を脱退し、今後の展開に注目が集まる「平野紫耀」がランクイン。
3位は、ジャニーズの若手グループ「なにわ男子」のメンバー「長尾謙杜」、4位はFANTASTICS from EXILE TRIBE の「八木勇征」、5位は演技派俳優「萩原利久」となった。
【YouTuber・TikToker部門】では、チャンネル登録者数が110万人を突破(2023年6月時点)した“トウシンダイ幼馴染ツインズ”として活躍中のYouTuber「むくえなちっく。」が1位に。
続く2位は、チャンネル登録者数415万人超え(2023年6月時点)の男性5人組YouTuber「コムドット」。3位には、現在のYouTubeのチャンネル登録者数345万人を突破(2023年6月時点)している「平成フラミンゴ」がランクイン。4位は「ジャにのちゃんねる」、5位は「なにわ男子」となった。
【アーティスト・アイドル部門】で1位を獲得したのは、ジャニーズの9人組「Snow Man」。バラエティ番組や情報番組、音楽番組だけでなく、ドラマや映画などマルチに活躍中。続く2位は、同じくジャニーズから「King & Prince」がランクイン。5月23日以降は、永瀬廉と髙橋海人の2人で活動中。
3位は「なにわ男子」、4位は「JO1」と続き、5位には「ボイプラ」から誕生したグローバルボーイズグループ「ZEROBASEONE」通称「ZB1」がランクイン。また、7位「LE SSERAFIM(ル・セラフィム)」、9位「NewJeans(ニュージーンズ)」、10位「SEVENTEEN」などK-POPアーティストが目立つランキングとなった。
【流行語部門】では、オッケーポーズで耳を挟む「Snow Man」の向井康二さん考案のポーズ「オッケーカフ」が1位に。
続いて、2位「かわちい」、3位「蛙化現象」、4位「知らんけど」と続き、5位には、ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」のメンバー綱啓永の口癖「〜みたいになってない?!」がランクイン。また、9位には、Twitterを中心に“〜だけど”の意味で使われる「〜だ㌔」が登場するなど、2022年12月に発表した流行語ランキングとは全く結びつかない結果に、若者の流行語のアップデートの速さがうかがえる結果となった。
【もの・こと部門】では、「BOYS PLANET」通称「ボイプラ」が1位に。続く2位には、『週刊ヤングジャンプ』にて連載中であり、4月よりTVアニメ放送が開始され話題沸騰中の漫画作品「推しの子」が登場。
以下、3位「BeReal」、4位「いいことが起きる音源」、5位「トヨナガタクト!トヨナガタクト!」と続き、6位には、4月から放送を開始したTBS系火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」通称「王ささ」がランクイン。7位は「ヘッドフォン」で、K-POPアイドルの衣装やプライベートで身につけるファッションアイテムとして日本でも話題に。
また、9位には「マツケンサンバ」がランクインし、幼い頃に親しんだ世代が20代になり、元気をもらえるメロディーとその懐かしさが再ブレイク。5月には松平健とのコラボカフェ「ビバ~マツケンサンバIIワールドカフェ~オレ!」が期間限定でオープンし、予約チケットが即完売になるなどした。