キリンビールが夏季限定商品として『SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>(かおる)』を発売する。また、夏にぴったりの限定メニューなどを提供するサマークラフトガーデンを6月13日~7月31日までスプリングバレーブルワリー 東京(代官山)にて開催する。
夏ビールの概念が変わる!?
キリンビールではクラフトビールブランドSPRING VALLEYを通じて、クラフトビールによる夏のビールの新しい楽しみかたを提案する。『サマークラフトエール<香>』は350ml缶(273円)、500ml缶(363円)を6月13日、7月18日より全国発売。
そしてサマークラフトエール<香>の発売を記念して、スプリングバレーブルワリー 東京ではサマークラフトガーデンを期間限定で開催する。提供するペアリング料理は「北海道ホタテのセビーチェ」「アトランティックサーモンのニューサマーオレンジマリネ 山椒風味」「真蛸とグレープフルーツのジャスミンマリネ」「幸海老フリット 柚子胡椒のディップ添え」「生ハムとパクチーのタルトフランベ」など10種類。コース料理も用意する。
キリンビール 事業創造部の岡本理沙氏は「クラフトビールは、お客様にビールの新しい”おいしさ”を広げ、日常の食卓を豊かにできるカテゴリだと考えています」と説明する。ちなみに現在、国内のビール類市場におけるクラフトビールの構成比は1.5%を超えたところ。まだまだ伸長ポテンシャルがある、興味がありながら購入に至っていない層を獲得することで市場を拡大できる、と意欲をみせる。
これまで夏のビールといえば、キンキンに冷やして喉の乾きを潤す、仕事終わりに会社の仲間と飲む、ジョッキで乾杯、お風呂上がりに、といったイメージで訴求してきた。しかし『サマークラフトエール<香>』は、トロピカルで華やかで爽やかな香りが特徴。キリンでは、食事と一緒にゆっくり飲む、身近な人や大切な人と共に、テラスや半屋内で、といった利用シーンを提案する。「これまでの画一的な夏ビールだけでない、クラフトビールならではの新しい夏の楽しみかたを提案することで、カテゴリの活性化に貢献していきたい」と岡本氏。
続いて、開発のこだわりについても説明。『サマークラフトエール<香>』は、ブルワリー設立時から活用してきた希少ホップであるギャラクシーホップを使用している。オーストラリア産のホップで、パッションフルーツのようなトロピカルな香りが特徴。岡本氏は「グラスに注いだ瞬間から、フルーティーな良い香りがふわっと漂います」と説明する。ビアスタイルは、セッションエール(アルコール度数の低い上面発酵のエールタイプのビールのこと)を採用した。
このあと、スプリングバレーブルワリー ブランドアンバサダーの中水和弘氏が登壇。サマークラフトエール<香>は、よく冷やしたシャンパングラスのような背の高いグラスに、ビールと泡が8:2になるように注ぐと「口の中に入ったビールと泡のバランスが良くなる」のでオススメだと解説する。そしてクラフトビールと料理のペアリングについても紹介した。
中水氏は、既発売の商品も含めて以下のように説明する。「SPRING VALLEY 豊潤<496>は、味わい「しっかり」のクラフトビールなので肉や揚げ物、濃い味付けの料理が好相性です。SPRING VALLEY シルクエール<白>は、味わい「まろやか」のため魚、野菜などあっさりした味付けがよく合います。そしてSPRING VALLEY サマークラフトエール<香>は、味わい「爽やか」に仕上げましたので夏野菜(ズッキーニ、トマトなど)、冷涼感や酸味のある料理、シャーベットなどと合わせてみてください」。最後は、サマークラフトガーデンにて料理とのペアリングをお楽しみください、と呼びかけた。