学情は6月8日、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした「SDGs」に関する調査結果を発表した。調査期間は5月15日~30日、調査対象は「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者、有効回答は551人。

  • 「SDGs(Sustainable Development Goals)」について、知っていますか?

まず、「SDGs(Sustainable Development Goals)」の認知率を調べると、「言葉も意味も知っている」と答えた割合は84.0%で、「言葉は知っている」の14.5%を合わせると、認知率は98.5%に上った。

続いて、企業のSDGsに関する取り組みを、仕事選びにおいて意識するか聞くと、「意識する(26.0%)」「どちらかと言えば意識する(25.7%)」の合計は半数以上の51.7%に。回答者からは「仕事を通して社会課題の解決に貢献したい」「社会課題の解決に貢献する企業でないと、今後社会と良好な関係を築けないと思う」などの声が寄せられたという。

  • 企業のSDGsに関する取り組みを、仕事選びにおいて意識しますか?

さらに、就職活動において企業がSDGsに取り組んでいることを知ると志望度が上がるかとの問いには、29.4%が「志望度が上がる」と答え、「どちらかと言えば志望度が上がる」の40.8%を合わせると、7割超が「企業がSDGsに取り組んでいることを知ると、志望度が上がる」と回答した。

学生からは「SDGsの達成に貢献する企業の方が業績も伸ばしていると思う」「自社の利益だけでなく、社会に関心を持つ企業は好感が持てる」といった意見が挙げられた。

  • 就職活動において、企業がSDGsに取り組んでいることを知ると志望度が上がりますか?