ジャニーズ事務所問題 再発防止特別チームの林眞琴氏と飛鳥井望氏が12日、都内で会見を開き、同チームの活動内容に関して説明した。
故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所は3人の専門家による「外部専門家による再発防止特別チーム」を設立。元検事総長である林眞琴氏、精神科医の飛鳥井望氏、性加害等の被害者支援の実践を行っている臨床心理の研究者(女性)で構成され、独立性・公正性を確保しつつ、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題点の把握及び再発防止策の策定・提言を行っていく。
同チームは5月29日に第1回の会合を開催し、資料の徴求・検討、ヒアリング対象者の選定を行う等、活動を開始しているという。
林氏は「ジャニーズ事務所から独立した外部の第三者として、ジャニーズ事務所代表であった故ジャニー喜多川氏からの性被害を申告されている方々に寄り添って、直接そのお話を伺い、また、ジャニーズ事務所の役職員にヒアリングを実施するなどして、ジャニーズ事務所の過去の対応にどのような問題があったかを厳正に検証し、検証結果を踏まえて、ジャニーズ事務所のガバナンス上の問題に関する再発防止策を提言し、実行を求めていきます」と説明。
また、「被害の申告の有無にかかわらず、ジャニーズ事務所に所属経験のあるすべての方への心のケアのために、ジャニーズ事務所が心のケア相談窓口を設置しています。本チームは、ご要望がある場合、心のケアに支障を及ぼさない範囲で直接そのお話を伺うなど、所属経験者の方々のご希望に応えていきたいと考えております」とも話し、「本チームによる検証の結果及び再発防止策の提言につきましては、ジャニーズ事務所に伝えて再発防止策の実行を求めるとともに、適切な時期及び方法についてお知らせしたいと考えております」と語った。