6月23日公開の映画『大名倒産』の公開直前イベントが11日、都内で行われ、神木隆之介、松山ケンイチ、桜田通が出席した。
数々のヒット作を⽣み出しているベストセラー作家・浅田次郎のノンストップ時代小説『大名倒産』を実写映画化した本作。徳川家康の⾎を引くプリンスの松平小四郎(神木隆之介)とその仲間たちが藩の借⾦100億円を返すために奮闘する姿をコミカルに描く。
公開を直前に控えたこの日のイベントには、劇中で松平家の3兄弟を演じた神木隆之介らが登壇。実際にも年上の松山ケンイチや桜田通について神木は「松山さんは決断力があって早いですね。映画でご一緒させていただいた時から頼りがいのあるお兄さんと思いながら接しています。通とは10何年の付き合い。心が優しくて人の繊細な気持ちの動きに敏感だと昔から思っています」と明かしつつ、「今回は物語の中でいきなり兄弟になりました。最終的に兄弟だと感じてもらえる関係性になりますが、実際にお2人を信頼しているからその雰囲気が出ていたんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
一方の桜田も「出会って18、19年ぐらいの感じになります。普段から身の回りの人やお世話になった人、仲間に対して頑張ることで返していきたいという思いを持ってお仕事をされている方。その気持ちは僕も持っているので、それは役柄と合わせて出来てたかなと思います」と神木との関係性の深さを物語るエピソードを明かした。
時代劇でありながらお金の大切さや節約をテーマにした本作。それにちなみ、自身の節約術を問われた神木は「同じような物はなるべく買わない」と回答するも桜田から「同じ物買っているイメージあるよね」と指摘されて「オタクだから」と開き直る場面も。続けて「僕はオタクなので欲しい物は手に入れたいし小さな変化は大きな変化なんです。オタクにとっては!」と堂々と宣言。一方の松山は「僕はできるだけ長く使うのが一番の節約だと思います。一回払う時は高い金額になってしまいますが、10年20年使っていく中で割ったら安くなり、そういうお金の使い方をしています。壊れても何とか直して使おうという努力もしています」と効率的な使い方をしているという。そんな松山の意見に激しく同意した桜田だが、「僕は節約というよりバンバン使ってそれを経験と思うタイプ。節約ではないですね(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『大名倒産』は、6月23日より全国公開。