女優の天海祐希が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』第9話が12日(毎週月曜22:00~)に放送される。

  • 左から松下洸平、天海祐希=カンテレ提供

明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする元弁護士の女探偵・上水流涼子(天海)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく痛快エンターテインメント。

弁護士資格を剥奪される原因となった傷害事件について、何とかして当時の記憶を呼び覚ましたい涼子は、自らの拳が血に染まるまで殴り続けた相手、椎名保(野間口徹)に謝罪するべく下町の小さなレンズ工場を訪れる。しかし何度訪ねても椎名は会ってくれず、今回もまた、息子の孝(本田響矢)に追い返されてしまう。

事務所に戻ると、10歳の息子の親権を取り戻したいという澤本香奈江(入山法子)が涼子の帰りを待っていた。息子の直人は、5年前に離婚した元夫で整形外科医の安生健吾(高橋光臣)と暮らしており、保育士の香奈江には裁判費用を工面することが難しかったため、今まで泣き寝入りしてきたという。

安生には離婚前から女性の影があったといい、涼子はその真相を突き止めるため、患者のふりをした久実(白石聖)を安生のクリニックへ送り込む。しかし安生の診察は患者を怒鳴りつけるなど、もはやモラハラともいえる言動のオンパレード。早々に嘘を見破られる久実だが、その高圧的な態度に怒りが爆発する。

その頃貴山の周囲には不穏な空気が漂い始めていた。「氷川が戻ってきたらしい。のぶりんのこと探してた」という浩次(中川大輔)の言葉に、貴山は……。

第9話ゲストの高橋、入山、そして、依頼主の悲痛な叫びに心を動かされ、まさかの大暴走を見せる久実役の白石のコメントは以下の通り。

■高橋光臣

まずこの作品のお話を頂き台本を読んだ時に、こんな複雑な感情の役を演じられるのかと不安になりました。ですがキャストとスタッフの皆様のお陰で、苦しみながらも演じきることができました。本当に感謝です。

現場は撮影のテンポが非常に良くて、二宮監督とスタッフの連携が素晴らしかったですし、天海祐希さんと松下洸平さんの温かい雰囲気がとても心地よかったです。天海祐希さんの、とにかく美しくて力強くて優しくて、スッと立っていらっしゃる姿に何度も魅了されました。松下洸平さんは、素晴らしい才能を感じましたし、なにより私の無茶なお願いも快く答えて下さったり、優しい人柄がとても素敵でした。

このようなすてきな作品に参加できましたこと、とても幸せに思います。皆様是非、エピソード9ご覧下さい。

■入山法子

「憧れの天海さんと、またご一緒させていただけるなんて!」私は幼い頃経験したうれしくて待ち遠しくてたまらない旅行前夜のような気持ちで、毎日毎日台本を抱え、撮影に入る日を迎えました。現場はとにかく明るくスピーディー。テレビで拝見していた『合理的にあり得ない』の世界観そのもので、涼子さん、貴山さんと対峙できたことはとんでもなく光栄でした。

親子とは? 母とは? 血の繋がりとは? という複雑なテーマでしたが、監督とも細かく話しながらお芝居を調整していただき、より魅力的な人物にしていただけたと思います。ありがとうございました!

■白石聖

今夜放送の第9話は、親子にまつわるお話です。久実はなんだかいつにも増してやる気満々で……だいぶ暴走し空回りしてしまうのですが……ヒヤヒヤな行動に「久実ちゃんもうやめて!」と思いながら演じていました。一体大丈夫なんでしょうか(笑)。前回の8話にして、やっと仲村さんとご一緒させて頂く共演シーンがあり、今話で久実は今一度、父・諫間、そして自分自身とも向き合うことになります。2組の親子関係がどうなっていくのか。涼子さんと貴山さんの軽妙な掛け合いは勿論、クスッとしたりジーンとしたり。素敵なゲストの方々を迎えて、今夜も是非是非お楽しみに!