LIFULLは6月9日、「2023年 夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は5月29日~31日、調査対象は20~69歳の個人、有効回答は500人。
まず、電気料金の値上げ発表を受けて、昨年よりも節電したいと思うか尋ねると、9割近い88.9%が「節電したい(とても38.5%、できれば50.4%)」と回答した。
次に、現在の住まいで湿気・暑さ対策を行っているか/行う予定はあるか聞くと、「すでに行っている/行う予定がある」は69.8%。具体的には、「クーラーを使用する」(78.9%)が最多、次いで「扇風機・サーキュレーターの使用」(69.0%)となり、同調査では「節電意識が高まる一方で冷房機器利用の実状がうかがえる」としている。
また、現在の住まいを選ぶ際、湿気・暑さ対策を意識して選んだかとの問いには、約半数の49.8%が「意識しなかった(全く17.1%、ほとんど32.7%)」と回答した。
湿気・暑さ対策を意識したと答えた人にチェックしたいポイントを質問すると、1位「換気がしやすい間取り」(36.1%)、2位「窓の大きさ」(27.7%)、3位「窓の数や位置大きさ」(26.5%)となった。
一方、次の住まいを選ぶ際にチェックしたいポイントについても、上位3位は現在の住まい選びと同じ結果に。回答率が伸びた項目は「隣近所の家や建物との距離」が3.9ポイント(11.6%→15.5%)、「ベランダの広さ」が3.5ポイント(9.0%→12.5%)、「日当たり(東向き)」が2.4ポイント(6.5%→8.9%)となった。