KDDIとauエネルギー&ライフは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一環として、CO2排出量実質ゼロとうたう「サステナブル基地局」の運用を開始した。

  • KDDIの「サステナブル基地局」

    KDDIの「サステナブル基地局」

5月31日から運用開始された最初の「サステナブル基地局」では、鉄塔の脇に太陽光発電パネルを設置。晴天の日中であれば、基地局運用に必要な電力すべてをまかなえるという。夜間や悪天候時にはauエネルギー&ライフが提供するカーボンフリープランによる電力供給に切り替え、理論上は24時間365日CO2排出量実質ゼロとする。

なお、KDDIではすでに、本件の取り組みとは別に深夜などユーザーの通信量が少ない時間帯には基地局を一部スリープする工夫をしており、電力使用量ベースで最大30%の削減効果が出ているという。

サステナブル基地局の定義としては、今回のような太陽光発電+カーボンフリープランの構成に限らず、2023年度以降に同社が設置する「カーボンニュートラルなどサステナビリティに貢献できる要素が盛り込まれた基地局」全般を指す。今後、太陽光以外の再生可能エネルギーを用いた基地局の運用も検討する。