お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が1日、公式YouTubeチャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。「【百の三 言えなかったありがとう7】リアルビリギャル!?又吉が最下位の学力からトップを取った経験が!指導者や教育者にも見てほしい!はみ出し者のスイッチの入れ方!」の中で、小学生から高校生までサッカーを続けられた理由を打ち明けた。
小学生のときにサッカーを始め、高校生のときに大阪府代表としてインターハイに出場した経験もある又吉。小学生時代のサッカー部顧問について、「めっちゃ怖い人やったんですよ。厳しいけど愛情あって、根性を重んじる人やった」と振り返りながら、「小学校のときって、キックフェイントがめっちゃ効くんですよ。ボールを蹴る真似をするんです。ボールを蹴られたら、自分に当たるかもしれないから、避けてしまったり、ジャンプしてしまったりするんです」と回顧。「僕も怖いから、相手がキックモーション入ったら、後ろ向いたりしてたんですけど……」という又吉は、サッカー部顧問に、「お前はキックフェイントに引っかかり過ぎや」「ここでビビってるから顔に当たったり、腹に当たったりすんねん。ビビらんと突っ込めば、ヒザより下に当たるから」とアドバイスされたことを明かした。
「ビビらんと行けるようになったら、一個成長するから」と言われてやる気になった又吉は、「次の試合、めっちゃ怖かったんですけど……。相手がキックモーション入っても、僕は全部目を開けて突っ込んで行ったんです。何回かは腹にボールが当たったりしてるんですよ。でも、今までにないぐらい相手からボールを奪えたんです。“寄せていったら当たらんのや”っていうのがだんだん分かって。もっと寄せていくようになったら、どんどん効率が上がって、ボールを奪えるのが増えたんです」と述懐。試合終了後には、「先生がめちゃくちゃ褒めてくれた」そうで、「『コイツは一回も避けへんかった。お前ら、避け過ぎや。コイツを見習え』みたいな。それで、その大会の最後までやって。下手やのに、“ボールを怖がらなかった”っていうことで、最優秀賞をもらったんですよ」とうれしそうに振り返った。
各チームで一人だけ選ばれるという最優秀賞に輝いた又吉は、「一番点を取ったヤツじゃなくて、一番上手いヤツでもなくて、ただただボールを怖がらずに突っ込んで行くことができた僕に、最優秀賞をくれたんです。めっちゃうれしかったですね」と語りながら、「それが、その後のモチベーションにつながっていった。下手なりに要所要所で、“この部分はよかったぞ!”って、褒めてくれる人がいたから、サッカー人生が高校まで続いていった感じがするんですよね」と吐露。また、このことをきっかけに、“ボールを怖がらない”ことが自身の強みになったそうで、「中学のとき、センタリング上げられそうになって、足を出しても間に合わないときに、このまま倒れていったんです。顔をボールの前に出しに行ってるんですよ。だから、試合中に何回も鼻血出してるんです。顔面にボールが当たって(笑)」と打ち明けつつ、「それは先生のおかげですね。“これならできるぞ!”みたいな」と、自身の可能性を広げてくれたことに感謝していた。