マイナビは6月7日、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(5月)」の結果を発表した。調査期間は5月25日~31日、調査対象は2024年3月卒業見込みの全国の大学生・大学院生、有効回答は5,062人。

  • 内々定率 経年比較

2023年5月末時点での内々定率は前年比4.7ポイント増の70.2%、平均内々定保有社数は同0.1社増の2.2社となった。

  • 平均内々定保有社数 前年比較

先進的なAI技術などの新しいテクノロジーの登場により、就職観や志望業種・志望職種・志望企業などの選択に影響があったか尋ねたところ、「影響を受けたことはない」が43.6%で最多となり、「影響を受けたことがある」は15.3%にとどまった。影響を受けたと答えた学生からは「AIではできない、対人ならではの仕事をしたい」「企業を選ぶ際にITの活用やDX化に対応しているか意識した」などの声が寄せられた。

  • 先進的なAI技術などの新しいテクノロジーの登場によって、就職観や志望業種・志望職種・志望企業などに影響を受けたことはあるか

「ChatGPT」などの生成系AIによるチャットサービスの利用経験については、48.2%が「使ったことはないがサービスのことは知っている」と回答。一方、利用経験がある学生は39.2%で、うち就職活動で使ったことがある学生は18.4%だった。

  • 対話形式で生成系AIが質問に答えるサービス(「ChatGPT」等)の利用経験

また、生成系AIによるチャットサービスを知っている学生に、それらのサービスを就活で活用することについて聞くと、「使いたい」は34.8%、「使いたいと思わない」は37.8%と、意見が分かれる結果となった。

  • 生成系AIによるチャットサービス(ChatGPT等)を就職活動で活用することについての考え