元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が2日、YouTubeチャンネル『【ラミレス公式】ラミちゃんねる』に出演。動画「【徹底分析】バウアーが打たれる理由! 数字から紐解く修正すべき3つのキーポイントをラミレスが解説」内で、DeNAのトレバー・バウアーが改善すべきポイントについて語った。

アレックス・ラミレス氏

同チャンネルでは今回、「バウアーが修正すべき3つのポイント」というテーマでトーク。その2つ目に挙げたのが、被本塁打の多さだった。

ラミレス氏は「すでに多くの人が指摘しているが、彼には球種ごとに癖がある」と前置きしつつ、「日本の野球は1つのチームが癖を暴いてしまえばその瞬間、他のすべてのチームに知れ渡ってしまうほどのデータ力を持っている」と分析。さらに「日本の打者も、投手の癖を見抜く技術が高いんだ。この場合は変化球を捨てて、ストレートだけを待とう、とかね」と補足した。

その上で、「だからこそバウアー投手は7本もホームランを打たれていて(※動画撮影時点)、その多くはストレート」と指摘。また、「打った打者はみんなホームランバッターというわけではなくて、癖を見抜いてどの球種が来るか分かっていた」と解説する。

そして、「サイ・ヤング賞を受賞し、年俸20億円以上も稼いだ投手に対して、癖が見抜かれているのを理解してもらうのは容易ではないだろう。バウアー投手に弱点を理解してもらい、スタイルを変えてもらうことは容易ではないはずだ」と懸念しつつも、「投げるべき球種を投げるべきタイミングで投げれば、打者は打つことは難しいはずだ」と太鼓判を押した。

なお、動画配信後となる3日、バウアーは西武戦で先発。8回を投げて被安打3、2失点と安定した投球を見せたものの、2本のホームランを許していた。