LINEのトークルームが「メンバーがいません」「メンバーなし」となる理由
LINEアプリを開いて、「メンバーがいません」あるいは「メンバーなし」という名前に変わったトークルームがあった場合、原因は次の4点が考えられます。ブロックされたことが理由ではありません。
- トーク相手のLINEアカウントが削除された
- グループトークから自分が退会させられた
- 複数人トークから他のメンバー全員が退出した
- 公式アカウントが終了した
トーク相手のLINEアカウントが削除された場合(1対1トーク)
「メンバーがいません」となったトークルームを開いて、自分と誰かの1対1トークだった場合は、トーク相手がLINEアカウントを削除したと考えられます。スマホを機種変更したトーク相手がLINEの引き継ぎに失敗して、アカウントを作り直した場合もこの原因に当てはまります。
iPhone版のLINEではトーク履歴の最後に「〇〇が退出しました」と表示されるので、相手アカウントを特定できますが、Android版のLINEでは「Unknownが退出しました」と表示されるので、すぐには相手アカウントがわかりません。いずれにせよ、アカウントが削除されると同時に友だちリストからも相手が消えるので、自分から対応できることはありません。
iPhone(iOS)版LINEの場合
Android版LINEの場合
グループトークから自分が退会させられた場合
「メンバーがいません」あるいは「メンバーなし」となったトークルームを開いて、最後に「〇〇が自分をグループから削除しました」と表示されていたら、グループ内の誰かが自分を強制的に退会させたと考えられます。
自分が退会させられる前のトーク履歴は閲覧できますが、新たにメッセージを投稿したり、自分から復帰をリクエストすることはできません。
【関連記事】
LINEグループから退会させる方法、バレずに削除できる?
複数人トークから他のメンバー全員が退会(退出)した場合
現在、LINEの「複数人トーク」は「グループ」に機能統合されていますが、過去に作成した複数人トークから自分以外の全員が退会すると、トークルームは「メンバーがいません」あるいは「メンバーなし」という名前に変わります。この場合、トーク履歴に「〇〇が退出しました」という案内が複数見つかるはずです。自分からメッセージを送ることはできますが、メンバーがいないので誰にも届きません。
ちなみに複数人トークではなく、LINEグループから自分以外の全員が退会しても、グループの名前は元のままで、「メンバーがいません」や「メンバーなし」には変わりません。
「複数人トーク」については下記の関連記事で詳しく解説しています。
公式アカウントが終了した場合
企業などのLINE公式アカウントがサービスを終了したときに、「メンバーがいません」あるいは「メンバーなし」の状態となる場合があります。トークルームを開くと名前に公式マークが付いているので容易に判別できます。グループトークから強制退会させられた場合と違って、「〇〇が自分をグループから削除しました」という表示は見当たりません。
ブロックされたり、ブロックしたりは無関係
ある日突然、トークルームの名前が「メンバーがいません」や「メンバーなし」に変わると、自分がブロックされたのでは? と不安に思う人も多いでしょう。でも、安心してください。自分が誰かからブロックされた場合も、自分が誰かをブロックした場合もその原因となりません。
「メンバーがいません」と「メンバーなし」の違いはある?
トークルームが「メンバーがいません」に変わる場合と「メンバーなし」に変わる場合がありますが、両者の違いは「表記ぶれ」程度に思って構わないでしょう。
実際には、iPhoneとAndroidスマホの違い、原因の違い、表示箇所(トークリストかトークルーム内か)の違いによって、「メンバーがいません」と表示されたり、「メンバーなし」と表示されたりしますが、どちらも意味するところは同じです。
LINEで「メンバーがいません」「メンバーなし」となったトークは復活できる?
LINEで「メンバーがいません」「メンバーなし」と表示されたトークルームを元の状態に復活させることは可能でしょうか? 1対1のトーク相手、自分が退会させられたグループ、自分だけが残された複数人トーク、それぞれの場合を考察します。
相手がアカウントを削除した1対1トークは復活できる?
トーク相手のLINEアカウントが削除されて「メンバーがいません」となった1対1トーク。この場合、同じトークルームに相手を呼び戻すことはできません。相手が機種変更時の引き継ぎに失敗して、LINEアカウントを作り直した場合も同様に不可能です。
相手の新しいLINEアカウントがわかれば、新たに友だち登録することで、以前とは別のトークルームを作成できます。もちろん、相手のLINEでは古いアカウントのトーク履歴を閲覧できません。
退会させられたグループトークに復活できる?
誰かによって、自分がグループから退会させられた場合でも、グループ内の協力者に招待してもらえばメンバーとして復活できます。ただし、自分が退会していた間に交わされたトーク履歴は閲覧できません。
複数人トークに退出したメンバーを復活できる?
メンバーが全員退出して、自分だけが残ってしまった複数人トーク。複数人トークでは招待=強制参加となるので、旧参加メンバーが自分の「友だち」であれば、招待して呼び戻すことは可能です。
ただし、一度退出したメンバーは複数人トークに新たに招待された形となるため、復帰する以前のトーク履歴を閲覧することはできません。
LINEのバグで「メンバーなし(1)」となった場合の対処法
すべてのLINEグループが「メンバーなし(1)」に変わってしまう不具合に見舞われるユーザーもいます。この現象は、自分のスマホがLINEのサーバーと同期できていないことが原因とされています。
対処するにはまず、LINEアプリを最新バージョンにアップデートして、スマホを再起動しましょう。それでもなお「メンバーなし(1)」の状態が直らない場合は、次のリンクから「友だち・グループの情報を同期」を試してください。
LINEで「メンバーがいません」「メンバーなし」となったトークは削除するべき?
「メンバーがいません」「メンバーなし」となったトークルームを削除するか残しておくかは、ユーザーの判断次第でどちらでも構いません。自分に必要なトーク履歴であれば残せばよいですし、不要なトーク履歴であれば削除するとよいでしょう。メンバーがいないトークルームを削除しても、他のアカウントに通知が行くことはありません。