女優の広瀬すずが主演を務める映画『水は海に向かって流れる』(9日公開)の主題歌スペシャルムービーが7日、公開された。
同作は田島列島氏による同名漫画の実写化作。高校への通学のため、叔父の家に居候することになった高校1年生の直達(大西利空)は、親に黙って脱サラしたマンガ家である叔父(高良健吾)、女装の占い師(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授(生瀬勝久)、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん(広瀬)と、曲者揃いの人物とシェアハウスで暮らすことになる。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する榊と自分との間には思いも寄らぬ因縁があることを知る。
今回公開されたスペシャルムービーでは、スピッツが同作のために書き下ろした楽曲「ときめきpart1」に乗せて、笑わないOL・榊さんと高校生・直達の出会いから、徐々に距離が縮まっていく様子を描写。瑞々しくまっすぐで前向きになれる主題歌がベストマッチした、エモーショナルな映像に仕上がっている。
スピッツとのタッグは、映画主題歌やCMなどを含めて4度目となり、「嬉しく、ご縁があるなと思いました」と喜びを伝える広瀬。自身が演じた役柄を「大人なんだけど大人じゃない。子供なんだけど子供でもない」と受けとめ、主題歌の「ときめきpart1」については、「絶妙なポジションにいる榊さんの中の、からまった糸がほぐれていくような印象を受けました」とコメントを寄せている。