空港での手続きも緩和され、今年のGWは海外旅行を楽しんだ人も多いのではないでしょうか。GWが終わったら次は夏休みの計画を……と、どこに行こうか悩んでいる人もいるのでは?
そんな方におすすめしたいのが、これからベストシーズンを迎える韓国・済州島(以下、チェジュ島)です。
ソウルには行ったことがあるけど、地方都市はないという方も多いのではないでしょうか。筆者もそうで、韓国は何十回と行っていますが、チェジュ島は今回が初めて。エクスペディアの方におすすめのホテルと観光地を教えてもらい、ソウル旅行にチェジュ旅行をあわせて楽しんできました。
ソウルから約1時間、韓国のハワイとも呼ばれる「チェジュ島」
ソウルから約1時間で到着するチェジュ島は韓国最南端に位置するリゾートアイランド。緯度は佐賀県と同じで、ソウルよりもいくらか気温が高く過ごしやすい気候です。
済州国際空港から市内へのアクセスがよく、飛行機を降りてすぐに観光を楽しめるのも魅力の1つ。チェジュ島の面積は1,845平方kmと、沖縄よりやや狭く、2~3泊あれば主要ポイントを観光できます。
島の中央に漢拏山(ハルラサン)があり、南北に西帰浦市と済州市に分かれ、便利なのが、チェジュ島全土で無料Wi-Fiが完備されていること。
主要な観光地はもちろん、タクシーとバスの中にも無料Wi-Fiがあり、滞在中は簡単に利用できます。
街中を歩いていると、随所でかわいらしい石像に出会いました。「トルハルバン※」といって、チェジュ島の方言で石のおじさんという意味。チェジュの象徴であり、守り神として観光地の入り口などで見かけます。※韓国観光公社はトル、チェジュ観光公社はドルと表記し、本稿では前者を採択
空港から車で5分、「ベンティモ ホテル&レジデンス チェジュ」
初めてのチェジュ島だったので、空港からのアクセスと周辺施設が充実している「ベンティモ ホテル&レジデンス チェジュ」に今回は宿泊。
リビングスペースと簡易なキッチンがあり、電子レンジもあるので、徒歩1分の場所にあるコンビニで買ったトッポギを温めるなど手軽に食事を取ることも可能です。
パジャマの用意はなくバスローブのみ。コンパクトながら必要なものはそろっていて、快適に過ごせます。
シャワーとトイレが分かれているのも高ポイント。韓国のビジネスホテルではトイレの横にシャワーが付いていることもあり、日本人からすると使いにくいのですが、ここは分かれていました。
済州国際空港周辺の観光スポット
空港から北へ車で10分の場所に位置する「道頭洞虹の海岸道路」は、レインボーカラーにペイントされたブロックが並ぶフォトジェニックなスポット。海外沿いに設置してあるので、散策しながら撮影を楽しんでいる人がたくさんいました。
夕日の美しさで有名な「イホテウビーチ」は空港から一番近いビーチ。馬の形をした木馬の灯台が特徴的で、人気アイドルBTSのJINが休暇中に訪れた場所としても知られています。
トレッキングを楽しめる「城山日出峯」
「城山日出峯(ソンサンイルチュボン)」は、10万年前の海底噴火によってできたトレッキングを楽しめる巨大岩山で、チェジュ島の東側に位置。空港からは車で約90分、路線バスだと約2時間で到着します。
島には電車がなく、交通手段は車(タクシーやレンタカー)または路線バスが基本。
でもご安心ください。バスは停留所が多く、主要な観光地を路線バスで網羅できるほか、英語や日本語のアナウンスも流れ、車内の無料Wi-FiでGoogle Mapなどを見ながら乗車できるので、韓国語がわからなくても大丈夫です。
「城山日出峯」の標高は182mで、頂上までは歩いて30分程。登るには入場料が必要ですが、登らずに周りをぐるっと散策するのは無料です。
ピーナッツのエピソードを自然の中で体験できる「スヌーピーガーデン」
チェジュ島東部にある「スヌーピーガーデン」は、ピーナッツのキャラクターたちに出会えるスポット。
広大な敷地に5つのテーマホールと野外ガーデンやカフェなどがあります。かわいい! の連続で、写真を撮る手が止まりません。
自然と街中を適度に楽しめ、リフレッシュしながら観光できるのがチェジュの魅力。海水浴シーズンになると、ソウルからも多くの人が遊びに来るようです。
次回は、チェジュ島で食べたい名物グルメをご紹介します。