ヤマハは、電子キーボード「Piaggero(ピアジェ―ロ)」の新モデル「NP-35」と「NP-15」を2023年6月27日に発売する。価格はオープン、市場想定売価は「NP-35」が38,000円前後、「NP-15」は27,000円前後となる模様。
「Piaggero」は、「Piano(ピアノ)」と音楽用語で「軽やかに」を意味する「leggero(レジェーロ)」を組み合わせた造語。「場所を選ばず手軽にピアノサウンドを楽しみたい」というニーズに応えるために作られた電子キーボードだ。今回発売となる「NP-35」と「NP-15」は、ピアノとしての表現力を向上させ、よりカジュアルにピアノを楽めるよう操作性を改良。デザインもグレードアップし、ピアノらしさに磨きをかけている。「NP-15」はコンパクトな61鍵、「NP-35」は広い音域で多様な曲を演奏できる76鍵モデルとなっている。
スピーカー構造を強化し、よりパワフルでピアノらしい力強い低音と美しい高音をバランス良く再現。ヤマハのコンサートグランドピアノの音色をタッチの強弱によって弾き分けられ、よりリアルな音色変化により表現力を向上させている。「ダンパーレゾナンス」などのエフェクトも搭載し、より豊かな演奏表現を実現。「NP-35」では「グレードソフトタッチ」鍵盤を搭載し、低音部から高音部にいくほど段階的にタッチが軽くなるピアノらしい弾き心地を楽しめる。
また、音色ボタンに白・オレンジ・青の3色のLEDを採用したことで、どの音色を選択しているかが一目で確認できるようになった。音色のバリエーションはヴィンテージなエレクトリックピアノやジャズオルガンなどの5つの音色を追加し、計15音色を搭載。2つの音色を組み合わせるデュアル音色を選択するときにも、LED搭載ボタンにより直感的に音色選択が行える。加えて、操作パネル、外装、譜面台のデザインを一新。ピアノのエレガントな形状を表現するために外装を細部まで見直し、よりシンプルでピアノらしい雰囲気を際立たせ、さまざまな部屋のインテリアに調和するデザインとなっている。
さらに、「Smart Pianist」アプリに対応し、スマートデバイスと楽器を接続することで、直感的な操作が可能となっている。「Rec'n'Share」アプリにも対応し、スマートデバイスと楽器を接続して、演奏を手軽に録音・撮影・シェアすることができる。
サイズは「NP-35」がW1,260×H104×D260mmで、質量は6.0kg(乾電池除く)で、「NP-15」はW1,052×H104×D260mmで、質量は5.2kg(乾電池除く)。ともにカラーはブラックとホワイトを用意。本体のほか、電源アダプター、譜面台などが付属する。