康英会 ユナイテッドクリニックグループは5月30日、「EDに関する理解度調査」の結果を発表した。同調査は5月15日~17日、20~60代の男性200名を対象に、インターネットで実施した。
EDの定義として正しいのは、「勃起しても挿入できるほどの硬さにならない、勃起するが状態を維持できない」である。しかし、男性200名のうち、正しく理解している男性は全体の72%で、「性欲がわかない」(7%)、「全く勃起しない」(21%)ことに対してもEDであると考えている人も約3割いることがわかった。
「バイアグラ」と聞いて抱くイメージについて聞くと、最も多い回答は「勃起力が上がる」(86.0%)だったが、次いで多かったのは「副作用が怖い」(52.5%)だった。「顔のほてり」「頭痛」「目の充血」といった副作用は、たしかに多くのバイアグラ服用者に共通して発現するが、数時間後には収まるため、勃起が促進され始める合図として捉えるとよいという。
「心臓に負担がかかる」というイメージを持っている人も少なくないが、健康な人が服用する分には重篤な副作用が起こることはほとんどないとのこと。どうしても副作用が怖い場合は、低用量の錠剤を処方してもらう、または錠剤を半分に割って服用するとよいという。
28.5%は「偽物が多い」と答えている。個人輸入の通販サイトなどでは、偽物が流通しているのは事実だが、病院やクリニックで処方されるバイアグラは、偽物である心配はないとのこと。
ED治療薬にはジェネリック医薬品が存在することを知っているか尋ねると、79.0%が「いいえ」、21.0%が「はい」と答えた。バイアグラは、値段が高いというイメージを持つ人も多いが、バイアグラジェネリックであれば1錠あたり500円以下で処方しているクリニックもあるという。
病院でのED治療において、行われると思うものを尋ねたところ、「問診(医師による質問など)」(98.5%)、「血液検査」(53.0%)に次いで「目視での男性器の状態確認」(44.5%)が多かった。しかし実際は、ED治療薬を服用してもらうだけであれば、男性器を見せる必要はなく、「男性器を見せるのが恥ずかしいから病院に行きたくない」という人も、心配は不要とのこと。