お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が1日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「【百の三 言えなかったありがとう7】リアルビリギャル!?又吉が最下位の学力からトップを取った経験が!指導者や教育者にも見てほしい!はみ出し者のスイッチの入れ方!」の中で、高校時代の恩師とのエピソードを披露した。
高校時代の学力は、クラスで40人中38~39番の成績だったという又吉。当時の担任教師について、「仲いい友達と授業中にしゃべってたら、『タツゾウはこう見えて、テストでちゃんと点取りよんねん。ちゃんと勉強してんねん。お前、全然点取れてないやろ? 一緒になって遊んでたら、お前はもうずっとあかんままやぞ』って言ってくれるんですよ」と述懐。進路適性検査を受けた際には、メンタル面で引っかかってしまったというが、「“朝起きたときに5分ぐらい天井を見てしまうときがある”とか。そんなのあるじゃないですか。ちゃんと答え過ぎたんでしょうね」と苦笑しながら、「先生が一個ずつ丸を潰していってくれるというか。『サッカー部の練習でしんどくて疲れてて……みたいなことか? それやったら大丈夫や』みたいな感じで、丸を潰していってくれるんですよ」というエピソードを明かした。
また、“気にし過ぎる性格”の又吉を気づかった担任教師は、「誰にも言うなよ」と言いながら知能偏差値を教えてくれたそう。「僕のめっちゃ高かったんですよ。上位1%とかやったんです。だから先生が、『正直、めちゃくちゃすごいことやから。自信持て。大丈夫やから』って」と振り返りつつ、「教室に帰ってすぐに、そのことをみんなに言ってしまって。『みんな聞いて! 俺にはとんでもない能力が秘められてた』って(笑)」と吐露。そのため、先生には怒られてしまったが、「こいつはやったらできる可能性を持ってんねや」と言ってくれたそうで、「その先生ってめっちゃ魅力的じゃないですか? それで僕は、『今度の中間、勉強しますわ。クラスで一番になります』って言って。そしたら、クラス全員に火がついて『じゃあ、勝負しようぜ!』ってなったんですよ。次の中間、クラスの平均点めちゃくちゃ上がったんですよ。結局、僕が一番になったんですけど」と驚きの結果を打ち明けた。
まさに、“ビリギャル”のような体験をした又吉は、「何十人抜きみたいな。『マタキチがとんでもない伸び方をした!』って、先生も喜んでくれて……」としみじみ。担任教師の言葉をきっかけに、「小1から高3まで学校行って、高3の最後だけ勉強したんですよ。ラストのラストだけ。でも、その時期はもう誰も勉強してないじゃないですか。進路も決まってるし、流し気味でウィニングランやってるところに、今から予選始まるみたいな勉強の仕方してて(笑)。NSCに入学決めてるやつが、8時間ぐらい」と猛勉強したことを明かしながら、「“勉強するしんどさと面白さ”みたいな。半年もやってないから、知ったようなことは言えないですけど……。一応体験できたのは、その先生がケツを叩いてくれたおかげですね。だから、サッカーばっかりやってて、勉強やってきた人にリスペクトないって思われてるけど、めちゃくちゃあるんですよ」と感謝の気持ちを伝えていた。