女優の新垣結衣が、映画『違国日記』(2024年公開)の主演を務めることが6日、明らかになった。

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同作はヤマシタトモコ氏による同名コミックの実写化作。人見知りな小説家の高代槙生(35/新垣結衣)は、姉夫婦の葬式で無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる姪・朝(15)の様子を見て、勢い余って私が引き取ると啖呵を切ってしまう。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。

原作は、「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートした同名漫画で、人見知りな30代女性と縁遠い姪とまったく性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、また10代の繊細な心情が描かれている。多くの人々の心を掴み「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題を呼んだ。6月8日発売の「FEEL YOUNG」にて最終回を迎えることが告知されており、6年という連載期間を経て終止符を打つ。

新垣は主役の高代槙生を演じ、メガホンをとるのは、『PARKSパークス』(17年)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20年)の瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。

新垣結衣 コメント

淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。
槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。
ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。
見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。

監督:瀬田なつき コメント

読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。
ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。

原作者:ヤマシタトモコ コメント

この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。
映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。

(C)2024『違国日記』製作委員会