ライオンは6月5日、PMS(月経前症候群)や更年期の症状におけるイライラや落ち込みなどの心の不調に悩む女性が、感情に振り回されず「ありたい自分」でいられるよう科学的アプローチでサポートするスマートフォン用Webアプリケーション「CoCoRe(ココリー)」のサービス提供を開始した。
現在、多くの女性がPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)などの精神的な不調に悩んでいる。これらの悩みに対して、体内環境や生活習慣の改善、スケジュール調整など様々な対策を試みているものの、根本的な解決には至っていない。多くの女性はつらい月経前や月経中などを中心に「ありたい自分」でいることが難しい状況にあることがわかっている。
実は、こうした悩みには考え方のくせやストレス耐性などの心理的な要因も関わっており、ライオンが実施した調査では、月経前の心の不調に悩んでいる人の9割以上が「ネガティブな考え方のくせ」に該当することが分かったという。
そこでライオンは、この"考え方のくせ"に着目。婦人科医や心療内科医、臨床心理士・公認心理師などの専門家と連携し、つらい月経前や月経時でも「ありたい自分」でいられるよう科学的なアプローチでサポートするスマートフォン用Webアプリケーション「CoCoRe(ココリー)」を開発した。
同アプリは"考え方のくせ"を変えるためのトレーニングプログラムとして、「大切なことに向かってアクションすること」を支援する心理学の理論「ACT」の考え方を取り入れている。アプリを使うことで、自宅でも外出先でも手軽に、自分に合った「ACTの考え方に基づくトレーニング」に取り組むことができる。トレーニングを通じて"考え方のくせ"を変えていくことで、月経前や月経時など不調を感じやすいときでも「ありたい自分」でいられるようサポートする。
月経予測・管理と日々の自分の状態を記録ができるのはもちろん、その記録に合うようなトレーニングをアプリが毎日教えてくれるので、1人で継続することに不安を感じる人も計画的に続けることができる。また、独自の機能によって日々のトレーニングの成果を確認することもできる。
今の心の状態に合わせて、トレーニングコンテンツとリラックスコンテンツのどちらかを選ぶことができる。トレーニングがつらい日はリラックスコンテンツでゆったりするなど、自分のペースでセルフケアを実践できる。
また、医師や心理士など専門家監修の音声ガイドやヘルスケア記事、さらにお得に試せるライオンのサービスの紹介まで、セルフケアのサポートコンテンツが充実。オリジナルコンテンツが豊富なので飽きずに楽しく続けられるという。
同アプリでは、自分のありたい姿を「心の花」に見立てており、「心の花」の状態をイメージしながら育てていくことで、自分自身をアップデートしていく。この「心の花」は毎日のセルフケアで育っていく。また、自分のネガティブな思考や感情をキャラクター化することで、自分の思考や感情と無理なくうまく付き合えるようサポートする。
"考え方のくせ"を変えるには、筋力トレーニングの様に継続することが必要。トレーニングは毎日行うことが理想的だが、何よりも、長く続けることが大切。また、効果は個人によって異なる。「CoCoRe」は、ユーザーの気持ちに寄り添い、無理なく楽しいセルフケアで、不調時も「ありたい自分」でいられるようサポートしていく。