近畿日本鉄道は5日、大阪府および富田林市とともに2016年度から進めていた近鉄長野線(喜志~富田林間)高架化工事に関して、下り線(河内長野方面)の高架化が完成し、6月10日始発から列車の運行を高架上へ切り替えると発表した。
この事業は、近鉄長野線喜志~富田林間(喜志駅寄りの910m)の鉄道高架化に伴う踏切道の除却により、交差する府道美原太子線や市道桜井1号線などにおける踏切事故の防止、大阪外環状線から旧国道170号への交通の円滑化と渋滞緩和を図ることを目的としている。
上り線(古市・大阪阿部野橋方面)は2022年6月から高架運行を開始。このほど下り線(河内長野方面)の高架化が完成し、6月10日始発から下り線の列車運行を高架上へ切り替えることとなった。引き続き、2024年度の事業完了に向けて工事を進めるとしている。