今回のCOMPUTEX 2023において、大手の巨大ブースに並んで関心があったのがPalitのこじんまりとしたブース。Palitは主にドスパラに対してグラフィックスカードを供給しているメーカーで、同社製BTO PCでも多数搭載製品が展開されています。GPUの単体販売では競争力のある価格設定がされていることもあり、気になったこともあるのでは。
展示ブースにはいま販売中のGeForce RTX 40シリーズ製品がずらりと並んでいたほか、Palitが独自に訴求するDIYファンカバー、「MAKER」のデモが行われていました。
GameRockやGamingProのイルミネーションはかなりド派手ですが、PalitではJetStreamシリーズでシックな外観の製品も展開している点が要注目。納入先BTO PCのケース仕様によっては外から中身が見えないこともあり、イルミネーションを取っ払った製品はコスト削減に一役買うこともあるそう。しかしPalitとしてはやはり製品の見栄えをさらに訴求していくべく、3Dプリンターを活用してオリジナルデコレーションを製作可能な「MAKER」もアピールしていました。
MAKERはPalit公式サイトでも大々的に特設ページが公開されており、GamingProとDualシリーズ用の3Dデータも配布中。Palit製グラフィックスカードを購入するとファンカバーを自作でき、自分だけのグラフィックスカードの外観で個性をアピールできるというわけです。