最新テクノロジーを学びつつ、在学中に全学生が起業にチャレンジするというユニークな目標を掲げる大学として知られているのが、東京スカイツリー近くにキャンパスを構える「情報経営イノベーション専門職大学」(iU)。学生にとってノートパソコンは大学生活に欠かせない存在ですが、多くの学生が「Macじゃないとダメ」という認識を持っていました。
バッテリーの持ちがよく、電源ケーブルを持ち歩く必要がない
東京都墨田区にキャンパスを構える情報経営イノベーション専門職大学は、社会の第一線で活躍する専門家を教員として招き、産業界と強く連携したカリキュラムを備える新しい専門職大学です。ビジネスで通用する英語に加え、プログラミングやAIなどの最新テクノロジーも広く学習するなど、グローバルに活躍する人材の育成を目標としています。今回は、ジャーナリストとしても活躍する松村太郎氏のゼミ「マツムラボ」に所属する6名の学生に話を聞きました。
6名のなかで、ふだんMacBookシリーズを使っているのは実に5名。学生は常にMacを持ち歩いていて、講義や日々の学習、事業の運営に活用しています。当初はWindowsのノートPCを使っていたものの、Macに乗り換えた人も少なからずいました。
まずMacBookシリーズの優れたところとして挙げたのが「バッテリーの持ちのよさ」です。以前、オンライン会議ツールでミーティングをしていた時、WindowsのノートPCを使っている学生が不意に退席することが相次いだのだそう。のちに理由を尋ねてみると、どの学生も「ノートPCのバッテリーがなくなってしまったから」だったとか。
「Windowsを使っている人は、よくコンセントを探し回っているところを目にしますね…。MacBookはバッテリーがとにかくよく持つので、そういうストレスとは無縁なのがありがたいです」
AirDropが欠かせない存在に、大容量ファイルも高速転送
次いで挙げたのが「AirDropの存在」です。「MacはとにかくAirDropが優秀すぎますね。1クリックで資料もブックマークも何でも送れるので、この記事はほかの仲間と共有したい!と考えたら即AirDropで送るクセがつきました。Windowsの人が相手だと、Slackやクラウドストレージなどの外部ツールを経由しないといけないので、それがストレスですね。AirDropが最強すぎて、ファイル転送のスマートさはWindowsと歴然とした差を感じます」
動画編集をしている学生は「AirDropはファイルサイズが大きくても問題ないうえ、有線接続より速いことがあるのがすばらしいですね。以前、編集した動画ファイルの受け渡しにThunderBolt接続のSSDを使っていたのですが、実はAirDropで送った方が速くて驚きました」と評価します。
さまざまな点が快適、フリーボードもフル活用
「快適に作業できる」という点も挙がりました。WindowsノートPCを使っている人とオンラインでミーティングをしていると、内蔵マイクが冷却ファンのノイズを拾ってしまい、外付けマイクを使わないとまともにミーティングできないこともあったそう。「MacBookはファンレスのモデルも多いですし、ファンのあるMacBook Proもまったくうるさくありません。カタログスペックには出ない快適性の違いがいろいろあると感じます」
オンラインミーティング時の快適性では、内蔵カメラの画質を評価する声がありました。「ミーティングしていると、映像がきれいですね、Webカメラは何を使っているのですか、と尋ねられることがあります。MacBookの内蔵カメラなんですよ、と言うと驚かれますね」
快適性では、トラックパッドの操作性やアプリの切り替えがスムーズな点を挙げる人もいました。「ひとくちにトラックパッドと言っても、WindowsのそれはMacBookとは使いやすさが別物じゃないですか。Windowsを使っている人はどうしてマウスも持ち歩いているのか不思議に感じていたんですが、触ってみて理由が分かりました」「Macはアプリの切り替えがとてもスマートにできるので、マウスを使わなくなりました。電源アダプターも含め、いろいろなアクセサリーを持ち歩く手間がなくなったので快適です」
これ以外にも「常に持ち歩いて使うので、薄く軽い点もMacBookのポイント」「フリーボードのアプリがとにかく便利。もともと学校はホワイトボードを多用する文化がありましたが、フリーボードの登場でデジタル化できました」「Macはさまざまなアプリを開いての同時作業がやりやすい」といった声が寄せられました。
マツムラボの学生をはじめ、多くの若いアプリ開発者が注目するアップルの「WWDC」の開幕が6月6日午前2時(日本時間)に迫ってきました。iOSやmacOSをはじめとするOSがどのような進化を遂げるかだけでなく、これまでにない新しいハードウエアが登場するのかどうかなど、今年も注目のイベントになりそうです。