京浜急行電鉄と京浜急行バスは、今秋実施予定の運賃改定に合わせ、小児IC均一運賃を導入すると発表した。電車の小児IC運賃は全区間で75円、バスの小児IC運賃は全区間で100円に均一化される。
京急グループでは、日本の少子高齢化が進む中、今後も沿線が持続的に発展していくために、子育てをしやすい多世代共生のまちづくりが必要と考えている。運賃改定に伴う子育て世代の家計負担を軽減し、鉄道・バスで外出しやすくなるように、ICカード乗車券利用時の小児普通旅客運賃を全区間均一運賃とする。
京急バスの運賃改定は9月1日に実施予定。小児用ICカード乗車券利用時の小児普通旅客運賃は全区間均一で100円。京急電鉄の運賃改定は10月1日に実施予定。ICカード乗車券利用時の小児普通旅客運賃は全区間均一で75円(大人初乗り運賃の半額)となる(空港線加算運賃25円は別途負担)。
例として、家族4人(大人2人・小児2人)で品川駅から三崎港へ、ICカード乗車券利用で旅した場合(品川~三崎口間で京急電鉄、三崎口駅~三崎港間で京急バスを利用)、現行の鉄道運賃は大人943円・小児471円、バス運賃は大人305円・小児153円、家族4人の往復運賃は合計7,488円となるが、改正後の鉄道運賃は大人740円・小児75円、バス運賃は大人350円・小児100円となり、家族4人の往復運賃は合計5,060円に。改定後は2,428円の値下げとなる。