JR西日本の運行情報にて、一部区間で運転見合わせとなった和歌山線の被災状況が説明されている。台風2号に伴う前線の活発化による大雨の影響で、高野口駅付近で盛土の崩壊が発生。橋本~粉河間で1週間程度、列車の運転を見合わせるという。
橋本~粉河間では、6月5日からバスによる代行輸送を実施。朝の通学時間帯はおおむね30分に1本、それ以外の時間帯はおおむね1時間に1本を運行予定だが、道路事情により時刻が変動し、列車と接続できない場合がある。各駅でバスのりばの案内と目安の時刻が掲示される。
和歌山線の他の区間は列車による運転を再開したが、五条~橋本間と粉河~和歌山間で車両のやりくりのため、一部列車で運転取りやめが出ている。6月5日も「通勤・通学時間帯の列車本数が少なくなっておりますので、ご注意ください」とのこと。
なお、吉野口駅で和歌山線と接続する近鉄吉野線も、今回の大雨で土砂崩壊(福神~大阿太間)が発生し、吉野口~吉野間で運転見合わせとなったが、現在は全線で運転再開している。橋本駅で和歌山線と接続する南海高野線は、土砂流入等の被害が発生した高野下~高野山間で運転見合わせに。復旧作業を進めているものの、現在(6月4日17時時点)も完全復旧には至っていない。