米Black Lion Audio、API 500互換モジュールのコンプレッサー「Bluey 500」

エムアイセブンジャパン（以下、MI7）は、米Black Lion AudioのAPI 500互換モジュールのコンプレッサー「Bluey 500」の販売を開始した。MI7グループ運営によるMUSIC EcoSystemsでの価格は99,000円。

API 500互換モジュールのコンプレッサー「Bluey 500」

「Bluey 500」は、グラミー賞受賞エンジニアであるクリス・ロード・アルジが4台所有しているUREI（Universal Audio）のコンプレッサー「1176」の中で、「BLUEY」と名付けられた特モディファイド・ユニットをAPI 500互換モジュール化したもの。同氏がモディフィケーション技術に信頼を寄せているBlack Lion Audioに分析と製品化を依頼し、今回発売の運びとなった。

オリジナルのBlueyで得られていたディテールを忠実に再現するにあたって、Black Lion AudioではCinemagカスタム・トランスを使用するだけでなく、同氏が所有するコンソールのインサート・パスを再現してBlueyに組み込み、誰でも、このコンソールのフィールが得られるようにしている。

ビンテージにインスピレーションを受けたPCBレイアウト、許容差1％のレジスター、フィルム・コンデンサーを使用してデザインされており、さらに、現代的なパラレル・コンプレッションを簡単に行えるアクティブなウェット/ドライ・ミックス、ステレオリンクも追加実装している。なお、本製品は前述の通り、クリス・ロード・アルジが所有するモディファイド・ユニットをそのまま再現しているため、［Attack］コントロールは一般的な76年スタイルのコンプレッサーとは違った動作をし、［Attack］ノブを左（反時計回り）に回すとアタック時間が早くなり、右（時計回り）に回すと遅くなる。この挙動となることで、ボリューム・ノブを左に回すと音量が下がり、右に回すと音量が上がるような感覚で、より直感的に操作できるとのことだ。

主な仕様は以下の通り。