ポリミルは6月1日、Surfvoteにて実施した『【選択的夫婦別姓】夫婦同姓は「人格的利益の侵害」か、それとも日本の「麗しき慣習」か?』をテーマとした投票結果を発表した。調査期間は3月13日〜5月31日、有効票数は80票。
同調査では、「現行の戸籍制度を見直す必要はない」「戸籍制度に対する議論が足りないので、もっと議論すべき」「戸籍制度を見直し、選択的夫婦別姓を認めるべきである」「その他」「わからない」の選択肢にて意見投票を募集した。
その結果、「現行の戸籍制度を見直す必要はない」が11.3%、「戸籍制度に対する議論が足りないので、もっと議論すべき」が17.5%、「戸籍制度を見直し、選択的夫婦別姓を認めるべきである」が67.5%、「その他」が2.5%、「わからない」が1.3%となった。
最も多かった「戸籍制度を見直し、選択的夫婦別姓を認めるべきである」では、「なぜ選択できたら不具合や不利益があるのか、納得できる説明がない。同姓でなければならない、という頑固なだけの理屈は到底理解できない。選択的夫婦別姓に向けた議論ならまだしも、変えたくない!ってだけの議論など話にならない」とのコメントが寄せられた。
「戸籍制度に対する議論が足りないので、もっと議論すべき」では、「夫婦別姓でもいいと思いますが、まだまだ議論が足りないように思います。婚姻を取るのか夫婦別姓で事実婚を取るのか、そこは選択の余地があるので好きな方を選べばいい話だし、制度に改善の余地があるのであればそこは司法ではなくて立法の領域のように思います」といった意見が挙がった。
「現行の戸籍制度を見直す必要はない」では、「今のままでいいと思います。結婚=苗字が変わると、みんな賛成か反対は別として、認識しているので」とのコメントが見られた。
「その他」で挙がった意見は、「選択的夫婦別姓自体は賛成の立場です。賛成派反対派とも攻撃的になってしまうようだと、変更後に別姓/同姓を双方同士の迫害などの社会分断的な要素に繋がってしまう恐れを懸念します」。
「わからない」では、「この問題に関して、賛成派反対派双方にイデオロギーを強く感じ、そのイデオロギーに合った主張が展開されるのにはうんざりしています。結局はどちらかの懐に利権やお金が飛び込んでいくように感じるし、議論が必要なのか、それは焚き付けているだけでないのか、本当の意味での大衆はどのように考えているのか、まだ分かりかねています」いった声が挙がっている。