レノボ傘下の米モトローラ・モビリティは6月1日、縦折りタイプのフォルダブルスマートフォン「razr 40 Ultra」を発表した。
まずは欧州で発売され、価格は1199.99ユーロ(約18万円)。今後数週間以内にラテンアメリカやアジアの一部市場にも展開する。アメリカやカナダでは同等の機種を「razr+ 2023」という名称で6月16日から販売する。アメリカ版の価格は999.99ドル(約14万円)。
razrは2000年代に世界的なヒットを記録したフィーチャーフォンから受け継がれた名称で、近年は折りたたみスマートフォンのブランドとなっている。2023年版は、フラッグシップモデルのrazr 40 Ultra(razr+ 2023)と同時に発表された廉価版「razr 40」の2種展開となる。
6.9インチ2,640×1,080ドット(22:9)のメインディスプレイを折りたたみ、コンパクトな状態で持ち運べる。razr 40 Ultraの最大の特徴は、前モデルや競合機種と比べても大きなサブディスプレイ(カバーディスプレイ)を搭載したこと。カメラを囲むように拡大された3.6インチのサブディスプレイを備える。
SoCはクアルコムの「Snapdragon 8+ Gen 1」を採用し、メモリは8GB、ストレージは256GB。バッテリーは3800mAhで、最大30WのTurboPower急速充電に対応する。生体認証は側面指紋認証+顔認証。アウトカメラは約1,200万画素 F1.5(広角)+1,300万画素 F2.2(超広角)、インカメラは約3,200万画素。
カラーはInfinite Black、Glacier Blue、Viva Magentaの3色。Viva Magentaのみ、外側下半分の外装がガラスではなくヴィーガンレザーとなる。防塵・防水性能はIP52相当。サイズは、開いた状態で約170.83×73.95×6.99mm、閉じた状態で約88.42×73.95×15.1mm。重量は約188.5g(Viva Magentaは約184.5g)。