GIGABYTEは南港展覧館のほど近くのビルにプリベートブースを設け、そこで新製品を展示していた。
マザーボードでは「Z790 AORUS XTREME X」、「Z790 AORUS MASTER X」が展示されていた。Intel Z790チップセットを搭載する製品で、Z790 AORUS XTREME(rev. 1.0)、Z790 AORUS MASTER(rev. 1.0)の後継モデルにあたる。強力なVRMや大型ヒートシンクといったデザインが特徴で、Z790 AORUS XTREME Xは大型のLCDパネルも内蔵。チップセット~M.2スロットをカバーするヒートシンクは鏡面仕上げ。また、Z790 AORUS XTREME Xはx16スロットが2つのみ、Z790 AORUS MASTER Xは3つのみ。ハイエンドビデオカードを搭載する前提で、それで隠れてしまう部分は拡張スロットにするよりもM.2スロットに充てた設計だ。
CPUソケットの下、最上段のM.2スロットには大型の、Z790 AORUS XTREME Xはとくに大型のヒートシンクが用意されているが、これがツールレスで着脱できるようになっている。マザーボード正面から見て左側には引っ掛ける構造で、右はプッシュロック式の固定機構。さらに、チップセット~M.2スロット部分の巨大ヒートシンクも同様の仕組みが採用されている。このヒートシンクの下のM.2スロットも、ツールレスでM.2 SSDを固定できる。PC一式を組む際にはドライバーが必要としても、M.2用の小さな(落っことしやすい)ネジから開放されればずいぶんラクになる。
ノートPCでは「AORUS 16」。16インチのAORUSがラインナップに加わった。パネル解像度は2,560×1,600ドットで、16:10アスペクトになった。フラットを多用したデザインで、ゲーミングノートPCの中では控えめだ。
また、AORUS 16でとくにアピールされていたのはACアダプタ。ハイエンド構成だけに280Wの大出力だが、GaN(窒化ガリウム)を採用したことで従来の280W製品よりもサイズ的には40%削減、重量も約800g→650gへと軽量化していると言う。もちろん本体+ACアダプタを合わせればかなりの重量になるが、高性能ノートPCを持ち運びたい、出先でも快適にゲームをしたいといった方の選択肢となりそうな製品だ。
CPUは第13世代のCore i7-13700HでPコア6基、Eコア8基、計20スレッド対応。GPUはGeForce RTX 4070 Laptpo GPUまたはRTX 4060 Laptpo GPU。メモリはDDR5-4800で最大64GB。ストレージはM.2 2280、Gen4 x4対応スロットを2基を備えている。