カカクコムは、購買支援サイト「価格.com」において、会話型AI「ChatGPT」を活用した機能拡張ツール(ChatGPTプラグイン)を提供開始。ChatGPT上でプラグインを有効にすると、価格.comに登録済みの商品を検索したり、価格.comで詳細を確認したりできる。

  • 価格.comのChatGPTプラグイン利用イメージ

価格.comの新たな取り組みとして、OpenAIが提供するChatGPTを活用したプラグインを、同社の審査を経て提供するもの。価格.comが持つ商品データベースと連携することで、ユーザーがChatGPTを使って条件に合った商品を簡単に検索できるようにした。

たとえば、ユーザーがChatGPTに「2万円以下のイヤホンを探している」と入力すると、価格.comが提供する商品情報を取得し、条件に合う商品を表示。メーカー名や価格、レビュー評価、主なスペック、商品詳細ページへのURLといった情報をユーザーに提供する。

OpenAIは、ChatGPTによる検索結果として外部サービスから取得した最新の情報を表示するなど、さらに幅広いアクションを実現するためのChatGPTプラグインを、3月23日からChatGPT Plus(有料版)のユーザー限定で公開している。このプラグインはベータ版であり、ユーザーインタフェースやパフォーマンスに変更が生じる可能性がある。

なお、カカクコムでは5月6日に国内のインターネットサービスとして初めて、レストラン検索・予約サイト「食べログ」のChatGPTプラグインを提供開始。食べログ掲載店舗のネット予約在庫情報をChatGPTに連携することで、ユーザーがChatGPTを使って飲食店の最新の空席情報を検索できるようにしている。