「頭痛」の症状があっても病院に行かない理由、1位は? 「待ち時間が長い」は2位

ヘルスケアテクノロジーズは5月29日、同社が運営する「HELPO」が実施した「頭痛に関する意識調査」の結果を発表した。調査は4月28日～30日、全国の頭痛持ちの人を対象に行われ、1,113人から有効回答を得た。

市販薬を飲む頻度を教えてくださいヘルスケアテクノロジーズ「HELPO」調べ

同調査で、頭痛の際に薬を飲むか質問したところ、「市販の薬を飲む」が63.8％に上った。頻度については、「3日に1回程度」が15.2％で最多だったものの、「毎日」という人も約10人に1人(11.4％)いることが分かった。

同調査では「薬を飲むことは、症状を和らげるための対処法としては有効なものの、飲み過ぎることで神経が過敏になり、薬を飲んでも頭痛が治らない『薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)』の状態になってしまうこともあり、注意が必要だ」と指摘している。

続いて、市販薬や処方薬を飲んでいると答えた人に、薬を飲むこと以外に対策をとっているか聞くと、42.7％が「とっていない」と回答した。

薬を飲むこと以外に対策をとっていますかヘルスケアテクノロジーズ「HELPO」調べ

自身の頭痛の原因は分かっているかとの問いには、30.9％が「自身の頭痛の原因を分かっていない」と回答。頭痛の症状への対処方法の調べ方は、「インターネットで症状を検索」が27.0％と最も多く、次いで「自身の過去の経験から判断」が26.6％となった。

左から、ご自身の頭痛の原因は分かっていますか/頭痛の症状への対処方法の調べ方ヘルスケアテクノロジーズ「HELPO」調べ

頭痛の症状で病院に行ったことが「ある」と答えた人は55.1％。また、「ない」(44.9%)と答えた人にその理由を聞くと、1位「頭痛の症状で病院に行く必要がないと考えているから」(31.8%)、2位「病院の待ち時間が長いから」(28.0％)、3位「診察が必要な症状なのか判断に迷うから」(27.4％)と続いた。