JR東日本新潟支社は1日、越後線白山~新潟間で建設の始まる新駅について、名称を「上所(かみところ)」駅に決定したと発表した。2024年度末の開業をめざし、新駅の工事を進めるとしている。
新駅は新潟駅から1.5km、白山駅から1.6km。周辺に新潟南高校(新駅から約200m)やユニゾンプラザ(新駅から約500m)などが立地する。6両編成に対応した2面2線の相対式ホーム(延長125m、幅2.1~3.0m)と3両分の上屋を設置し、簡易「Suica」改札機と乗車駅証明発行機を備え、無人駅として営業。JR東日本は旅客ホーム等の整備に加え、地下歩道におけるバリアフリー設備の整備も行う。新潟市が新駅周辺を整備し、前面道路を一部改良するほか、駐輪場・駐車場等も設置する。
新潟市は新駅の名称候補を選定するにあたり、上所校区コミュニティ協議会と協働し、地域住民と上所校区の小中学生、新潟南高校の生徒らから駅名を募集。昨年11月、「上所(かみところ)」「所島(ところじま)」「南高校前(みなみこうこうまえ)」の3つを候補案として要望書を提出した。
JR東日本新潟支社の発表によれば、新潟市長宛に提出された新駅の名称案を参考に、「(仮称)上所新駅」として計画段階から地域に浸透していること、新駅が上所校区内に位置していることを踏まえ、新駅の名称を「上所(かみところ)」駅に決定したとのこと。「地域の地名を入れることで、住民の皆さまに駅に対する愛着をもっていただき、駅を起点とした賑わいの創出に繋げたいという想いを込めています」と説明している。