スターバックス コーヒー ジャパンはこのほど、同社が改定から約2年を迎えた「ドレスコード(就業中の服装など)」に関するアンケートの結果を発表した。調査は3月7日〜14日、全国のスターバックス ストアマネージャー(店長)1,436人を対象に行われたもの。
まず、ドレスコード改定後に、少しでも髪色を変えたパートナーはいるか聞いたところ、722人が「5人以上いる」、682人が「10人以上いる」と回答した。合計で約97%の店舗において、髪色を自己表現のひとつとして取り入れられている事が明らかとなった。
目立つヘアカラーに変えたパートナーがいるか聞いてみると、全体の約96%となる1,388人が「はい」と回答した。
ドレスコード改定後、店舗パートナーがスターバックスで働きたいと思うきっかけになったと感じたか尋ねると、「そう思う」の回答率は約66%にのぼった。
理由として挙がったコメントは、「髪色が自由になったため応募したと言われた」「入社後の面談時に見た目ではなく自分らしさを受け入れてもらえるように感じたとポジティブな意見があった」「美容系の学校に通っている専門学生から以前は髪色の規定があるので働くのを諦めていました」など。
ドレスコード改定後に、利用者とのコミュニケーションが増えたと感じるか尋ねたところ、50%が「そう感じる」と答えた。
理由としては「年配のお客さまやビジネスマンの方でも、明るい髪色のパートナーの変化を楽しそうに褒めていただけることが多い」「髪色や、服装がコミュニケーションのきっかけになっているのを目にする」といったコメントが寄せられている。
パートナー同士のコミュニケーションについては、約72%が増えたと感じている事も分かった。「働いている中で、会話のきっかけとなり、より相手を知るひとつのツールとなっている」「褒め合うコミュニケーションも生まれるし、認め合うコミュニケーションが活発になった」といったコメントが挙がった。
ドレスコードを改定して良かったと答えたストアマネージャーは、約99%。「自己表現が自由になり、働く自分に自信や誇りを感じられていると思う」「より自分らしくいられる選択ができるようになったため」といった理由が挙げられている。