Corsairは例年通り、台北市内のGrand Hyattホテルにプライベートルームを設けており、そこで新製品の展示を行っていた。

  • ブースを案内してくれたCorsairの神冬旗マーケティングマネージャ

    ブースを案内してくれたCorsairの神冬旗マーケティングマネージャ

冷却パーツ関係で注目したいのは、新技術「iCUE LINK」だ。これは、ファンやポンプなどの接続を簡単にするというもの。デイジーチェーン接続により、ハブ1つに最大14デバイスの接続が可能。対応ファン「QX」シリーズは磁石で簡単に連結できて、2連~3連での使用時にもケーブルをすっきりできる。

  • 磁石のコネクタで連結できるので、ファンの増設が非常に簡単だ

  • これだけのファンやポンプでも、たった1つのハブに接続できる

iCUE LINKのハブはUSB2.0でマザーボードと接続。ポートは2系統用意されており、合計168Wまで電力を供給できる。対応製品は、12cm/14cmファン、オールインワン水冷CPUクーラー、CPUブロック、ポンプなどを用意。これらは、年内に順次発売される予定だという。

ブースには、iCUE LINKで水冷システムを構築したデモ機が展示されていたのだが、16個もファンを使っているのに、外側からはケーブルがほとんど見えない。iCUE LINKではこのように、見た目をすっきりできるほか、メンテナンスが簡単になるというメリットもあるという。

  • iCUE LINKの水冷デモ。ケーブルがまるで無いように見える

  • デモ機の裏側。ファンが多いので、iCUE LINKは2つ使っている

また、DDR5メモリの新製品「Dominator Titanium」は、7月に発売予定。ギミックで面白いのは、トップバーが交換可能だということだ。光らせたくなければ、別売の「Fin Accessory Kits」に交換して、LED非搭載のクラシカルなスタイルにできるし、よりカスタマイズしたければ、3Dプリンタでオリジナルのトップバーを作ることも可能だという。

  • 「Dominator Titanium」。奥は標準状態で、手前はLED無しに換装時

  • ガワを自由にカスタマイズできる。必要な3Dデータは公開されるという

  • トップバー内部のARGB LED基板はそのまま使う。ガワだけ作る形になる