日立、お肉も魚も火加減おまかせで焼き上げる過熱水蒸気オーブンレンジ

日立グローバルライフソリューションズは5月31日、火加減おまかせで調理する｢熱風旨み焼き｣を採用した過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」（MRO-W10B）の新モデルを発表した。発売時期は7月上旬。価格はオープンプライス、推定市場価格は152,000円前後。カラーはフロストブラックのみ。

ヘルシーシェフ（MRO-W10B）

ヘルシーシェフはレンジ、オーブン、グリル、スチーム、過熱水蒸気という5種類の調理が行えるオーブンレンジ。食品の重さをはかる重量センサーと、温度を計測するセンター赤外線センサーを搭載した日立独自の「Wスキャン」を備える。

特徴は、セラミックプレートと熱風で食材を包み込み一気に加熱し、旨みを閉じ込めておいしく焼き上げる｢熱風旨み焼き｣。この熱風旨み焼き機能は、これまで肉料理のみに対応していたが、新しく魚料理にも対応した。

センサーで食材の重さと温度を見極め、最高1,000Wの熱風で食材を包み込んで一気に焼き上げる
肉料理はジューシーに、魚料理はふっくらと仕上げる

「熱風旨み焼き」の機能使用時には、15段階にスイングする8眼のセンター赤外線センサーで食品の表面温度をはかり、冷凍・冷蔵など食材の状態に対応して焼き上げる仕組みだ。加熱による食品の温度上昇を見極め、分量に合わせてレンジ・オーブン・加熱水蒸気・グリルと自動で切り替わり調理する。

このほか、野菜から出る水分量を抑えてシャキシャキに仕上げる｢野菜シャキシャキメニュー｣メニューのメニュー数を増やしつつ、お肉をしっとりやわらかく仕上げる｢やわらかメニュー｣を追加した。

お手入れのしやすさも充実。独自の｢外して丸洗いテーブルプレート｣、庫内にシリコン系塗装を施し汚れが落としやすい側面、ヒーターが露出していないので拭きやすいフラットな天面、大量のスチームで汚れが落としやすい｢清掃｣コースを組み合わせた「らくメンテ」を採用している

MRO-W10Bはコネクテッド機能があり、スマホ専用アプリ「ヘルシーシェフアプリ」を使うと、配信レシピから献立を決めたり、スマホからオーブンレンジ本体の操作をしたりできる。普段よく使う食材から好みのレシピを毎日提案してくれる機能もあり、毎日の調理をサポートする。

本体サイズはW497mm×D442mm×H375mm、重さは約18.0kg。設置時に必要な放熱スペースは、左右・背面が壁ピッタリ、上方10cm以上。総庫内容量は30Lで、レンジ出力は1,000W（最長5分）、600W、500W、200W相当、100W相当。

なお、MRO-W10Bと同日に、一部の仕様や本体色の異なるモデル「MRO-W1B」と「MRO-S8B」も発表した。価格はどちらもオープンプライスで、推定市場価格は順に104,000円前後、77,000円前後。カラーは、MRO-W1Bがフロストブラックとフロストホワイトの2色、MRO-S8Bがブラックとホワイト。