お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が28日、千原せいじの公式YouTubeチャンネル『せいじんトコ』にゲスト出演。「【対談】日本中からキモいと言われ…ノンスタ井上 嫌われキャラの核心【コラボ】」の中で、母親とのエピソードを打ち明けた。
“嫌われキャラ”や“ナルシストキャラ”としてブレイクした井上。千原は、「お前が日本中から攻撃されてるのを見たお母さんが、ショック受けていたく悲しんでると。自分のかわいい息子が国中から“気持ち悪い”やなんや言われてる」「それでもお前は、これで行くって決めたからとか、俺はこういう生き様やからっていうのを貫いたっていうのを聞いて」というエピソードを語り、「そのことを心の中で反芻しながら、酒一升瓶一本空けた」と吐露。実際に井上は、自身の母親に、「“気持ち悪い”っていう言葉が増えれば増えるほど、仕送りが増えるんやで」と電話で伝えたことがあるそうで、千原は、「あぁ~、ホンマなんや……。今日また酒飲めるわ。いや~すごい」と、井上の芸人としての矜持に感嘆していた。
そんな井上は、観客1万2,000人を動員した2010年の無料ライブ「NON STYLE NON COIN LIVE in さいたまスーパーアリーナ」を回顧。「“いろいろ言われてるけど、さいたまスーパーアリーナに1万2,000人集める息子だぞ!”っていうのを見せたくて、(母親を)初めて招待した」そうだが、ライブ中に「キモい!」をコール&レスポンスする演出があり、「おかんの周りの1万2,000人が『キモい!』って」と苦笑い。相方・石田明の家族は盛り上がっていたそうだが、「うちの母親は、鳥取生まれ鳥取育ちで。19歳ぐらいで俺を産んでるんですよ。だから、めちゃくちゃ世間知らずで母親になってるんで、しょうがないんですよ。それでちょっとグッときたみたいで」と、真面目な母親がショックを受けてしまったことを明かした。
また、自身の母親について、「今も反対してるんですよ。芸人。できるなら辞めてほしいんですよ」と打ち明けた井上。“嫌われキャラ”を売りにしているため、「やりたいと思ってなくても、人が嫌やとか文句言われることをやらないと、キャラ的には成立せえへんかったりするじゃないですか。だから一応、細かく説明して。『おかん、先輩に“キモい”だなんだ言われるのっておいしいんやで』って言ったんですよ。『何がおいしいの? 味も分からないし……』って(笑)」というエピソードを語りながら、「関西のおかんやったら、理解してくれたと思う。やっぱいかんせん、田舎育ちの母親には理解されなかったですね」とつぶやいていた。