太陽生命保険は5月30日、同社を含む6社で構成する渋谷二丁目17地区市街地再開発組合が推進する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」におけるビル名称を「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」に決定したことを発表した。
「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」は、同社と塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、東急の6社で構成している。
新ビル「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」という名称には、青山(AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)の街をつなぎ(X:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという思いが込められている。挨拶や友好のしるしである「握手(アクシュ)」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子を表現している。
脱炭素に向けたサステナブルなまちづくりを目指し、環境配慮型ビルとして省エネルギー施策を積極的に実施。すでに取得済みの「ZEB oriented 」認証に加え、オフィス部分において更に上位ランクの「ZEB Ready」認証を2月24日付で取得した。渋谷エリアの超高層ビルでは初の「ZEB Ready」認証になるという。
同ビルは、地上23階、地下4階。1~4階は商業施設。3~4階では「ウェルネス」に着目し、渋谷エリアに不足しているワーカーに対する心と体の健康を高められるサービスを提供する。働く人と企業の健康をサポートする健康診断専門の「総合健診センターヘルチェック」がオープンし、化学・日用品メーカーのサラヤが、ナチュラルレストランとフィットネスを連動させた店舗を関東で初出店する予定。
5~23階はオフィスで構成。渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いオフィス(総賃貸面積24,950m2、基準階面積約1,325m2)を提供する。3階のオフィスエントランスには植栽をふんだんに配置し、緑あふれる雰囲気を演出する。
1~2階をつなぐアトリウムは広々とした吹き抜け空間を活かし、インテリアグリーンを手掛けるSOLSOと協働し、植栽を充実させて緑量豊かな空間とした。
同ビルの竣工は、2024年度上期を予定している。