俳優の役所広司が30日、都内で行われたNetflixシリーズ『THE DAYS』(6月1日配信開始)のワールドプレミア舞台挨拶に登壇した。
「第76回カンヌ国際映画祭」のコンペ部門に出品された『PERFECT DAYS』に主演し、日本人俳優として19年ぶり2人目の最優秀男優賞に輝いた役所。冒頭でMCから祝福されると会場から大きな拍手が沸き起こり、役所は「どうもありがとうございます。昨日帰ってきました。皆さんの応援がカンヌまで届いていました」と笑顔で感謝した。
そして、「『THE DAYS』も『PERFECT DAYS』も名前がちょっと似ていますが、この作品はみんなで本当に力を合わせて志を持って作った作品です」と『THE DAYS』について述べ、「どうぞじっくり楽しんで、8話まで見てください」と呼びかけた。
同作は、2011年に起きた福島第一原発事故を入念なリサーチに基づき、3つの異なる視点から克明にとらえたオリジナルドラマ。あの日あの場所で何が起こっていたのか、政府、会社組織、そして原発所内で事故に対峙する者たち、それぞれの視点から描いた。Netflixシリーズ初主演となる役所が、最前線で指揮をとった福島第一原発の吉田昌郎所長を演じた。
舞台挨拶には、竹野内豊、小日向文世、小林薫、遠藤憲一、石田ゆり子、増本淳プロデューサー、西浦正記監督、中田秀夫監督も登壇した。