piconは、「ChatGPTの利用に関する調査」の結果を5月26日に発表した。調査は5月10日~11日の期間、10代~50代の男女500名を対象にインターネットにて実施したもの。
ChatGPTを「知っている」(59%)人に理解度を尋ねたところ、「なんとなく理解している」(50%)が最も多く、次いで「ある程度説明できる」(27%)、「よく分からない」(13%)と続いた。「全て説明できる」との回答は8%だった。
ChatGPTの利用経験について、49%が「利用しておらず、今のところ利用するつもりもない」と回答。一方で、「利用している」は19%にとどまり、「利用したことはあるが、今は利用していない」(13%)と合わせて、実際に利用した経験がある人は約3割との結果に。
利用している人にその頻度を尋ねると、トップは「1週間に2~3回」(23%)で、次いで「1週間に1回」「1週間に4~5回」(各21%)が同率で続いた。また、「1日2回以上」(11%)と「1日1回」(9%)を合わせて、20%が1日1回以上利用していることが明らかに。
ChatGPTの利用目的については、「アイデア出し」が最多の33%で、次いで「メールなどの文章生成」「飲食店などの検索」(各23%)と続いた。
ChatGPTを利用したきっかけを尋ねたところ、最も多かったのが「興味があったから」(47%)だった。2位は「便利そうだと思ったから」(39%)で、3位は「ネットで話題だったから」(31%)との結果に。
一方で、ChatGPTを利用しない理由に対し「必要性を感じない」「利用方法が分からない」(各28%)が最多に。そのほか、「興味がない」「登録が面倒」(20%)との意見もあがった。
ChatGPTなどのAIに仕事が今後置き換わると思うかと尋ねると、「とても」と「どちらかといえば」を合わせて41%が「置き換わると思う」と回答した。
AIが日常に浸透していくことについて尋ねたところ、「非常に」と「どちらかといえば」を合わせて35%が「良いと思う」と回答。その理由には、「ビジネスの面で活用されれば、結果的にそれが日常生活においても便利になっていくと思う」などのコメントが寄せられた。
一方で「良く思っていない」という19%の回答者からは、「仕事や人間が存在している意味が無くなる」「機械が学習しても、人間が学習しなくなる」などの声があがった。