製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は5月25日、自宅での熱中症予防のための「エアコン試運転のポイント」を発表した。
総務省消防庁の過去5年間の統計データによると、熱中症で救急搬送される半数以上は高齢者であるという。また、熱中症の発生場所で最も多いのが「住居」で、41%を占めている。同機構では、メンテナンス不足などで肝心な時にエアコンが使用できなくなることがないよう、本格的な夏を迎える前の早めのエアコン試運転をすすめている。
試運転前には、「電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか」「室外機の上や前に物を置いていないか、汚れがないか」を確認する。
試運転の際には、設定可能な最低温度に設定し、冷房運転で冷風が出るかどうかを10分間試運転して確認する。さらに30分ほど運転し、「室内機から水漏れがないか」「異音・異臭がないか(室内機及び室外機)」「エラー表示がないか、運転が意図せず停止しないか」をチェック。異常が確認された場合は、販売店やメーカーに相談し、必要に応じて点検を受ける。
NITE公式 YouTubeでは、動画「熱中症予防のためのエアコン試運転のポイント」も公開している。