Gakkenは5月9日、コミック本『マンガでわかる子どもの困りごと攻略ブック できない・やめられないが多い子がわかる解決法』を発売した。
著者は、発達障害の二児の母であり、自身もさまざまな障害をかかえる漫画家・モンズースーさん。
やる気はあるのにできないことが多い、悪気はないのにやめられないことが多い。同書は、子どものときに「苦手さには理由があり、解決する方法もある」ということを知りたいと思っていたという著者が、発達障害のある子どもの困りごとの「なんで?」や「どうしたらいいの?」を漫画でわかりやすくした子ども向けコミックとなっている。
漫画では、ケース2「〝話したい〟気持ちをがまんできない」、ケース7「怒るとすぐに手が出ちゃう」、ケース8「忘れものや無くしものが多い」、ケース12「大きな音がするとこわくなる」、ケース16「ゲームがやめられない」、ケース17「読み書きが苦手で勉強ができない」など全18のケースに触れ、それぞれには理由があり、子ども自身のやる気の問題ではないことを解説するとともに、工夫できることや練習方法、支援のヒントなどを紹介している。
例えば、ケース16「スマホ・ゲームがやめられない」という悩みについては……
また、同書では、漢字にふりがなを付けて小学生でも読みやすく、「障害」などの言葉を使わず理解が進んでいいない子どもにも読ませやすくする配慮も。本人の自己理解や友だちの障害理解のため、保護者や教師が一緒に学ぶための1冊となっている。全200ページ。価格は1,870円。
著者のモンズースーさんは、マイナビニュースでも漫画「ハードすぎたスローライフ」を連載中。