リゾートホテル「休暇村岩手網張温泉」(岩手県岩手郡雫石町長山小松倉14-3)は、コロナ禍で休止していた「網張温泉 秘湯 仙女の湯」の営業を3年ぶりに開始した。
「休暇村岩手網張温泉」は、岩手山系の中腹、標高770mの高原に建つ山岳リゾート。ご当地グルメが楽しめるビュッフェや、開湯1300年と言われる温泉は敷地内に5ヶ所あり、「網張五湯」と呼ばれて人気。ホテルの他、キャンプ場やスキー場、夏は展望リフトも運行しており、百名山「岩手山」へのトレッキングも楽しめる。
今回、3年ぶりに営業を開始した「仙女の湯」は、ホテルから約200m、森の中を抜け、V字の「湯ノ沢」の谷底に続く階段を降りたところにある。昭和40年代に、スタッフがホテルの裏山を探検していたところ沢筋に滝を見つけ、「このロケーションに露天風呂があったら最高に気持ちがいいだろな」と話題になり、念願が叶って「仙女の湯」が誕生した。山道で重機を入れられないため人力で作られているが、今では雫石町の温泉を象徴する露天風呂として、観光パンフレットにも紹介されている。
男女別の脱衣小屋を抜けると岩を積み上げて造られた湯船がひとつあり、男女混浴となっている。湯浴み着のレンタルも用意(1着300円)。
網張温泉「仙女の湯」の営業期間は2023年11月5日まで。宿泊利用は9:00からで、クローズ時間は8月31日までが18:00、10月15日までが17:00、11月5日までが16:00となっている。日帰り利用は10:00~14:00で受付終了。入浴料金は500円(小学生利用)。
網張温泉の「ありね山荘」は、休暇村岩手網張温泉と同じ湯元から温泉を引いている雫石町営の温泉施設で、牧草地の中にポツンと建っている。浴室からは雫石町はもちろん、遠くは盛岡市、早池峰山の風景が望め、サウナもあり人気だという。営業時間は9:00から。クローズ時間は11月30日までが20:00、3月31日までが18:00。入浴りょうきんは大人520円、小学生320円となっている。
休暇村岩手網張温泉の「ビュッフェコース宿泊プラン」では、夕食ビュッフェにシンプルで質感にこだわった出来立てのグランドメニューと、岩手ならではのご当地グルメを用意。また、チェックアウト後も、日帰り営業時間内で、すべての温泉が利用できる。料金は平日2名1室利用(1泊2食付き)で大人13,650円~。