久しぶりの海外出張、手軽&安価にiPhoneを使う方法は? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

長引いたコロナ禍も収束の気配、各国の入国制限措置や行動制限措置もだいぶ緩和されてきました。コロナ禍以前とまったく同じ状態になるまでには、もう少し時間がかかりそうですが、国際的な人の往来が復調傾向にあることは確かです。

出張や旅行で海外へ行くとなると必要なのが、通信手段の確保。日本にいるときと同じ「携帯電話番号に紐づいた音声通話などのサービスおよびデータ通信」を使い続けたいのであれば、キャリアが提供する国際ローミングサービスを使うか、現地通信会社のプリペイド型SIMカードを購入するかの2択になることが一般的です。

国際ローミングサービスを使う場合は、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」の順に画面を開き、「データローミング」スイッチをオンにします。SIMの交換や機器のレンタルといった手間がかからないうえ、ドコモの「世界そのままギガ」のように旅程にあわせ時間/日数を細かく決定できるので高額請求の心配もなく、手軽な方法といえるでしょう。日本で使う携帯電話番号も変わらず利用できるので、電話の着信も問題ありません。

コロナ禍以降に発売されたiPhoneは、通信・通話に必要な情報を内部のICに記録しSIMカード相当の機能を実現する「eSIM(イー・シム)」に対応しています。データ通信は現地キャリアの手ごろなプランを使いたいときは、SIMカードの抜き差しが必要ないプリペイド型eSIMもお勧めです。

大手キャリアの新料金ブランドにも注目です。たとえば、ドコモの「ahamo」は追加料金なしに、国内利用と合わせた基本データ容量20GBの範囲で海外ローミングを利用できます。海外で15日を超えて使うと速度制限されるものの、事前準備なしに使えるのは忙しい人向けといえそうですよ。