JTBは5月25日、「2023年夏休み(7月15日~8月31日)人気方面ランキング」を発表した。調査は5月19日、夏休み期間(2023年7月15日~8月31日)中に出発する同社旅行商品の予約状況を集計した。
海外旅行(添乗員なし)の予約状況をみると、全方面合計では、昨年同時期に販売していた方面がハワイ、アメリカに限定されていたことから、2022年同期比で約202倍と大幅に回復。最も人気な方面は「ハワイ」で、家族やハネムーンに加えて夫婦からの予約も増加傾向に。
続く2位は、子ども連れ家族からの根強い人気が続く「グアム」がランクイン。3位の「韓国」は、女性グループに加え、家族からも人気の方面に。以下、4位「シンガポール」、5位「台湾」、6位「オーストラリア」、7位「アメリカ」、8位「インドネシア」、9位「タイ」、10位「イギリス・アイルランド」と続いた。
なお、人気の出発日は、「8月11日(金・祝)」「8月10日(木)」「8月13(日)」の順となっている。
続いて、添乗員付きの海外旅行の予約状況をみると、1位「イタリア」、2位「フランス」、3位「中東欧」、4位「スペイン・ポルトガル」、5位「スイス」と、ヨーロッパの人気の高さがうかがえる結果に。参加形態としては「夫婦」「家族」「ハネムーン」からの申し込みが増えており、食事や観光に加え、コロナ禍を機により取りづらくなった博物館や美術館の予約手続きなども含まれていることが人気の理由となっているよう。
一方、国内旅行の予約状況をみると、全方面合計で、2022年同期比の約2.5倍と大幅に増加。ゴールデンウィーク期間の予約状況と比べて遠距離が人気となっており、人気方面の特徴としては、1位の「沖縄」は予約の75%以上が4日間以上の旅行日数に。2位の「北海道」は、トマム、函館、富良野を訪れる人が多く、3位の「関東」は東京ディズニーリゾートの40周年イベントが人気。
また、2022年より人気が急上昇している方面は、1位「東京ディズニーリゾート®を含む関東」、2位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西」、3位「東北」と、テーマパークでのイベントや東北の夏祭りに出かける人が多いよう。
人気の出発日は「8月11日(金・祝)」が最多。次いで「7月20日(木)~8月4日(金)」が続いた。