CONNECTは5月25日、「終活0歳・終活準備の一歩」に関する調査結果を発表した。調査は4月26日、40代~50代の男性1,016名を対象にインターネットで行われた。
同調査では、60代を終活成人として考えた際に、40代~50代を「終活0歳」として、準備を始めることと定義している。
終活0歳の男性に「終活を考えている、あるいは実際に行っていますか?」と質問したところ、21.4%が「はい」と回答。具体的には、「今後の生活について考えた」(76.0%)人が圧倒的に多く、そのほか「終活の方法について考えた」(35.9%)、「身辺整理を始めた」(20.3%)、「身辺整理の計画をした」(19.4%)、「エンディングノートなどを作成した」(16.6%)が上位に。
また、終活を始めたきっかけを教えてもらったところ、「万が一に備えたいと思ったから」(46.5%)が最も多く、次いで「身近な人が亡くなったから」(19.8%)、「新型コロナにかかったから」(14.3%)、「大病を患ったから」(12.9%)、「子どもが独立したから」(12.9%)と続いた。
次に、終活に対するイメージについて質問したところ、「亡くなる直前に行う持ち物などの整理」(52.3%)が最も多く、次いで「相続で揉めないための準備」(40.9%)、「わからない(この中にはない)」(26.0%)、「死後の自分のための準備」(18.0%)、「自分の気持ちを家族へ共有する」(17.9%)といった回答が上位に。
また、「終活の準備は必要だと思いますか?※現在だけでなく今後についても」と質問したところ、9割を超える人が「必要だと思う」(43.4%)、「ある程度は必要だと思う」(48.4%)と回答。理由を聞くと、「遺族に迷惑をかけないように」「自分の後始末を押し付けるのは悪いと思うから」「事前準備しておくことで家族の混乱を防ぐため」など、遺された家族に迷惑をかけたくないという気持ちが大きいことが浮き彫りとなった。
現在、スマホやPCで手軽に利用可能な終活関連サービスが出ているが、その認知度を調べたところ、同サービスの内容を「知っている」という人はわずか4.3%にとどまり、7割以上の人が「存在すら知らなかった」(71.9%)と回答。しかし、一方で、同サービスを「利用したい」という人は半数を超える結果に。
そこで、「もしスマホやPCで利用可能な終活関連サービスを選ぶとしたら、どのような点を重視しますか?」と質問したところ、「利用料金」(52.2%)、「運営会社の信頼性」(48.3%)、「サービス内容の充実さ」(42.6%)、「サービスのユーザインタフェース(操作性やわかりやすさ)」(16.6%)、「口コミやレビューの内容」(11.0%)が上位となった