映画『大名倒産』(6月23日公開)の完成披露試写会が27日に都内で行われ、神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、浅野忠信、佐藤浩市、前田哲監督が登場した。
同作はベストセラー作家・浅田次郎による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木隆之介)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があった。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に巻き起こる、笑いと涙の傑作エンターテインメントとなる。
自分の顔のお札を破って登場し、観客を驚かせた神木。父親役の佐藤は「30歳とはいえ、もう本当に芸歴も長いしね。もうちゃんとそこにいると座長としての風格がございましたよ」と絶賛する。
5月19日に30歳になったばかりの神木は、「挑戦したいこと」というテーマで「何を挑戦したらよいでしょうか。特に何もしてないんですよ。つい先日30代に突入いたしまして、僕あまり20代だから30代だからと考えたことがなくて。何にも考えないで突入してしまいまして」と周囲に尋ねることに。佐藤は「佐藤浩市語録としてはね、無駄に過ごす時間はあっても無駄になる経験はない。何をやってもいいよ。今だからこそすべてができるから」とエールを送った。
この日はサプライズで神木の誕生日祝いも行われ、改めて神木は「そこまで明確な30代の目標はないんですけど、今まで通り変わらずこのスタンスで、ゆっくりと、より楽しく生きることができればいいなと思っております」と抱負を語る。杉咲は「神様(神木)とは共演して6回目になるんですけど初めて共演した時は交わるシーンが全くなかったのに、気さくに話しかけてくださったり、神様のアドリブからお芝居が深まってきたり、本当にミラクルで勉強させてくれるような方」と感謝。「今回も神様の存在から心が解放されて絆が生まれていったと思って、返しきれないくらいの優しさをいただいてます。これからもよろしくお願いします」とお祝いすると、松山が「“神様”って呼んでるんだね。すごいいいなと思って。“神くん”とか呼ぶ?」と新たな呼び名を提案していた。