しゅふJOB総研は、「少子化について」のアンケート調査結果を5月22日に発表した。調査は3月15日〜22日の期間、『しゅふJOB』に登録する女性554名を対象にインターネットにて実施したもの。
「少子化の原因だと思うもの」の質問に対し、「子育てにお金がかかりすぎる」(74.2%)が最も多く、次いで「子育ての負担が女性に偏っている」(63.2%)、「子育てと両立しやすい仕事が少ない」(60.3%)と続いた。そのほか「結婚する人が少ない」、「共働きが増え専業主婦・主夫になりづらい」との意見もあがった。
また、「子どもがいる・いない」別で比較すると、「結婚する人が少ない」「出産にお金がかかりすぎる」「出産は心身への負担が大きい」といった内容は、「子どもがいない」人の方が割合が高くなる傾向がみられた。
出生数と女性が仕事をすることとの関係性について考えを尋ねると、「一概には言えない」(52.9%)がトップで、次いで「女性が仕事するかどうかは出生数と関係ない」(26.2%)、「出生数を増やすには、女性が仕事しない方がよい」(9.9%)と続いた。
また、同様の質問を「子どもがいる・いない」別で比較すると「女性が仕事をするかどうかは出生数と関係ない」と答えた人は、「子どもがいない人」(35.4%)が、「子どもがいる人」(24.2%)を上回る結果に。
結果に対し、「仕事をしてても、周りの環境が整っていれば任せられる」「仕事と育児が両立できる環境に社会がなっていれば、全く関係がない」「女性が働かなくても男性の稼ぎだけでそれなりの生活ができなければ子どもは増えない」などのコメントが寄せられた。