JR西日本は、列車に接近する人を車両側面カメラで自動的に検知し、運転士に通知するシステムの検証を実施すると発表した。
同社はすでに、車両側面に設置したカメラでホーム上を撮影し、その映像を乗務員が車載モニタで確認することで安全を確保する検証を行っている。今回はこれにAIを取り入れ、車両側面カメラの映像をAIでリアルタイムに解析し、車両側面から一定範囲内に近づく人を検知した場合に車載モニタへの表示と警報音で運転士に知らせるシステムとした。
検証には、山陽本線福山~新山口間、可部線、呉線を走行する227系1編成を用いる。6月以降に開始し、2024年3月まで続ける予定。今年度は検知の精度を検証し、来年度に実用化を見極める。