災害時に開放されてきた無料Wi-Fi「00000JAPAN」が、携帯電話の通信障害時でも使えるように、ガイドラインが改訂(pdfが開きます)された。ネットでは「ありがたい!」「これは助かる」などと話題となっている。

  • 災害時の救世主「00000JAPAN」、通信障害時でも利用可能へ - ネット「ありがたい」「これは助かる」

    ガイドラインの該当部分。災害時に開放される無料Wi-Fi「00000JAPAN」が、通信障害時でも利用可能に

「00000JAPAN」は、大規模な災害時、通信が混乱しやすい状況に対応するために設けられた無料Wi-Fiサービスだ。これまで、地震や台風などの災害時に多くの人々が利用し、コミュニケーションを維持するための一助となってきた。

改定は無線LANビジネス推進連絡会の「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料開放に関するガイドライン」の第4.2版(5月18日付け改訂)。「00000JAPAN」の無料Wi-Fiサービスが、新たに通信障害の発生時でも利用可能になる。通信が切断された場合でも、「00000JAPAN」を利用し、情報収集したり、連絡したりすることができるという。今後、各携帯キャリアが具体的な運用方法などについて議論を行っていく予定とのこと。

今回の改訂は、デジタル化に伴い、情報通信インフラが一層ライフラインとしての重要性を増したことで、通信障害が発生した際の社会に与える影響が大きいことを受けてのことだという。昨年7月に発生したKDDIの大規模通信障害などが、例に挙げられるだろう。

ネット上では「何かあったとき連絡できなくなるの本当に困るから、ありがたい!」「外出時に通信障害があると色々不便な状況に陥るから無料Wi-Fiが使えると助かる」「携帯各社ありがとう!」「最近地震多いもんね」「これは助かる」などの声が寄せられた。